戸建て住宅にお引越し予定で、現在使っているアンテナをどうするかお悩みの方は必見な記事となっています。
戸建て住宅におけるテレビの視聴方法には、ケーブルテレビや光回線の契約、テレビアンテナの設置などいくつか選択肢がございます。
これらは、新居へのご入居前にご自分で視聴方法を決め、手続きを行って頂く必要がございます。
その上で、今までテレビアンテナを使用しテレビ視聴をされているいて、今後もテレビアンテナでのテレビ視聴をご希望の場合
「このアンテナを移設してそのまま使える?」
「やっぱり新設の方が良いかしら?」
など、設置したアンテナの再利用について悩まれる方も多いです。
そこで、こちらの記事ではテレビアンテナの新設と移設のそれぞれの費用や工事の流れ、移設時の注意点などを解説していきます。
すでにテレビアンテナを使用し、戸建て住宅にお引越しを検討されている方は、是非参考になさってください。
引っ越し後どうする?テレビアンテナ
新たに戸建てを購入した、新築を建てた場合、ほとんどがテレビアンテナの設備は備わっていません。
そのため、テレビアンテナでテレビを視聴されたい場合は、テレビアンテナの新設手配を行って頂く必要があります。
しかし、以下のようなケースでは、既存アンテナの移設も選択肢の一つとなります。
・集合住宅にお住まいでBS/CSアンテナを設置されている方
一般的にテレビアンテナと言えば、戸建てに設置されていると思われる方も多いですが、マンションやアパートなどの集合住宅でもBS/CSアンテナをベランダに設置されている方も多くいらっしゃいます。
尚、4K8K用のBC/CSアンテナなどは高額になりますので、移設を希望される方は多いです。
一方、全てのテレビアンテナを移設できるわけではありません。
引っ越し前と引っ越し先では電波強度の違いがある事、テレビアンテナ本体に問題がないなどいくつか条件を満たした場合のみ移設が可能となります。
移設が難しい場合には、お引越しに伴い既存アンテナの処分も必要になることもありますので注意が必要です。
テレビアンテナを移設or新設どちらが安い?
テレビアンテナを移設と新設のどちらにするか考えるとき、その費用差は大きな判断基準になるでしょう。
こちらでは、テレビアンテナの移設・新規設置費用の相場をご紹介します。
尚、新設の場合には既存アンテナの処分も必要になることもありますので、アンテナの処分費用なども把握しておくと安心です。
それでは、それぞれ見比べてみましょう。
テレビアンテナの新規設置費用
まずはテレビアンテナを新規設置した場合の相場費用をアンテナ種類別にご紹介します。
アンテナ別の新規設置費用相場
アンテナ種類 | 設置費用相場 |
デザインアンテナ | 20,000〜60,000円ほど |
八木式アンテナ | 16,500〜40,000円ほど |
ユニコーンアンテナ | 33,000〜68,000円ほど |
地デジアンテナ+BS/CSアンテナ | 30,000円 ~100,000円ほど |
ブースター設置 | 15,000~25,000円 |
最近では、アンテナの種類も豊富です。
種類によって本体価格が異なるだけでなく、設置場所の違いによって必要な部品なども異なってきますので費用はそれぞれ異なります。
アンテナ工事では、環境に合ったアンテナ選び最適な場所に設置することが大切です。
予算や見た目などご希望に合わせて検討されると良いでしょう。
尚、視聴されるテレビ台数や電波状況によってはブースターを必要とするケースもございます。
ブースターの必要性は環境によって異なるため、アンテナ業者などの専門家の助言を求めることが重要です。
既存アンテナの撤去・処分費用相場
工事内容 | 設置費用相場 |
アンテナ撤去 | 5,000円~10,000円 |
アンテナ処分 | 2,000円~5,000円 |
既存アンテナの処分や撤去をされる際には、引越し先での新設費用に加え上記費用が必要になることも念頭に置きましょう。
テレビアンテナ移設費用
アンテナの移設工事に発生する費用として、今お住まいの住宅からのアンテナ撤去・ご新居へのアンテナ設置に加え、周辺機材の設置工事やアンテナ設置に伴う方向調整・補強工事などが挙げられます。
それでは、詳しい費用相場をご紹介します。
アンテナの移設費用相場
工事内容 | 設置費用相場 |
各種アンテナ撤去 | 5,500~7,000円ほど |
地デジアンテナ設置(移設) | 15,000~22,000円ほど |
BS/CSアンテナ設置(移設) | 12,000~22,000円ほど |
ブースター設置(移設または新規設置) | 8,000~28,000円ほど |
アンテナ方向調整・補強工事 | 8,800~10,000円ほど |
アンテナ移設工事の総額としては、地デジアンテナだけであれば30,000円~、地デジ+BS/CSアンテナのセットですと50,000円~が相場と言えます。
前述でアンテナ新設時の設置費用相場と比較すると、基本的には費用は抑えられますが、新規機材が必要となった際には新規設置より高額になるケースもございますので注意が必要です。
尚、アンテナは一般的に屋根上に設置されていることも多く、3階建てやご自宅の構造によっては高所作業費が追加される場合もありますので、追加費用についてもきちんと確認されると安心です。
引っ越し時のアンテナ移設の注意点
前述でもお伝えした通り、以前のお住まいでお使いだった既存アンテナは必ずしも移設できるとは限りません。
また、アンテナや周辺機器の状態によっては、お引越し後すぐに交換が必要になることも考えられます。
こちらでは、このようなアンテナ移設の注意点について、引越し業者に移設を依頼する際のリスクも含め、詳しくご紹介していきます。
電波環境が変わり既存アンテナで受信できない
電波の受信性能は、テレビ視聴において最も重要です。
テレビ電波の強度は地域によって異なり、電波強度によって適しているアンテナ種類は異なります。
電波強度に限らず、ご自宅から電波塔までの間に電波を遮る高い建物や自然物があるかどうかも、アンテナ選びでは重要な要素の一つです。
このように、引越しにより電波強度や周辺環境が異なることで、引っ越し先でアンテナが合わずテレビ視聴に支障をきたすこともございます。
テレビの視聴不良が起きた際には、ブースターなどを新たに購入し取り付ける、または異なる種類のアンテナへの交換が必要になるケースもございます。
また、ケーブルの引き込み口までの距離、引き込み口からテレビまでの距離、使用するテレビの台数などが異なる場合は、追加工事が必要になることもあります。
そのため、実際にアンテナを移設してみたら、新設したケースよりも高額になる可能性や、最悪アンテナの移設ができないケースも考えられますので注意が必要です。
引っ越し業者のアンテナ移設は専門業者ではない
引っ越し業者がテレビアンテナの移設まで行うサービスは便利ですが、専門知識や技術が不足していることが多いです。
引っ越し業者の不十分な知識や技術が原因で、移設後に電波の受信障害や映りの悪さなどのトラブルが生じることもあり、最悪の場合、これらの問題を解決するために追加工事が必要になる場合もあります。
したがって、アンテナ工事が必要な場合は専門業者に依頼することが望ましいです。
アンテナ業者であれば、専門的な知識と経験を持ち、ご自宅の電波状況や周辺環境に合わせて適切な箇所への設置やアンテナ向きの調整なども行ってくれます。
更に、アンテナ専門業者の場合は施工後の保証やアフターフォローなども充実していますが、引っ越し業者の場合は工事後の保証などもなく、不具合が生じた際いは個人負担で追加工事が必要となります。
これらを踏まえ引っ越し業者に工事を依頼する際には、事前に料金や工事後の保証について確認することが重要です。
尚、アンテナ専門業者であればどこでも安心というわけではありません。
スタッフの技量やサービスの充実度は、アンテナ専門業者によって良し悪しがありますので、依頼先は口コミや実績などを見ながら複数社比較して決められると良いでしょう。
移設後すぐに寿命がくることも
テレビアンテナの寿命は10年ほどと言われています。
引っ越し前に長く使用していたアンテナを移設した場合、早いタイミングで寿命を迎えた場合はアンテナを交換する必要があります。
そのため、移設を検討される際には、あとどれくらいでアンテナの交換時期が来るのかも念頭に置いたうえで移設をするかどうか検討されることをおすすめします。
引っ越し後数年で新しいものと交換するとなれば、移設ではなく新設にした方が余計な費用がかからず長期間アンテナを使用できます。
尚、アンテナの平均寿命はアンテナの設置場所や地域性によって劣化具合は異なりますので、アンテナの状態確認はアンテナ専門業者に相談されることをおすすめします。
テレビアンテナ工事の流れ
テレビアンテナ工事は、新設する場合と移設する場合で工事の流れが異なります。
こちらでは、それぞれの工事の流れについて詳しくご紹介していきます。
新規設置の場合
まずは、アンテナ新規設置の場合の大まかな工事の流れをご紹介します。
尚、アンテナによって特徴や設置箇所によって工事の細かい流れは異なります。
特に地デジアンテナとBS/CSアンテナでは、電波の送信元が異なるためアンテナを向ける方向に注意する必要がございます。
地デジ放送を視聴できるよう設置する八木式アンテナやデザインアンテナなどの地デジアンテナは、地上にある電波塔から電波を受信します。
一方、BS/CSアンテナは衛星から電波を受信します。
そのため、地デジアンテナとBS/CSアンテナの双方を設置する場合にも、発信されている電波の方向はそれぞれ異なりますので場所や角度を考慮して設置する必要がございます。
さらに、アンテナの種類によって使用する部品や周辺機器も異なりますので、大まかな設置方法は同じですが細かい工程に違いがあります。
移設工事の場合
続いて、アンテナ移設工事の場合の大まかな工事の流れをご紹介します。
アンテナ新規設置の場合と大きく異なる点は、既存アンテナの状態確認が必要であること、引越し先の電波状況に合わせてアンテナ設置が可能であるか、ケーブルなどの再設置が必要になるなど、プラスで手間や労力を必要とします。
アンテナを移設する前には、引越し先の地域の放送電波状況や周辺環境を事前に調べ、既存アンテナが使用できるかどうか判断する必要がありますので、遠方へのお引越しの際には工事依頼が複雑になることも考えられます。
引っ越し時にアンテナで悩んだら!みずほアンテナにご相談を
こちらの記事では、戸建て住宅にお引越し予定で、現在使っているアンテナをそのまま再利用するか、入居先で新しいアンテナを新設するか迷われている方に向け、費用相場や移設時の注意点をご紹介しました。
アンテナを移設するか新設するかは、今ご使用のアンテナの状態やお引越し先の電波状況などをきちんと把握することが大切であることをお伝えさせて頂きました。
その上で、アンテナの新設・移設工事はみずほアンテナがおすすめです。
みずほアンテナは、現在、関東・関西・東海・九州・中国・東北と広範囲を施工対象としており、多くのお客様から選んでいただいております。
みずほアンテナは年間3万件の工事実績を誇りその経験から、施工対象エリアに関しては、周辺の電波状況等も完全に把握しております。
そのため、移設に関するご相談にもスムーズにご相談が可能です。
また、アンテナ工事は自社の熟練のスタッフが担っており、現在お使いのアンテナの再利用が可能かどうか、お客様の予算やご希望に合わせて柔軟にアドバイスをさせて頂きます。
みずほアンテナでは無料の10年保証が付いておりますので、何か問題が発生した際にはすぐにご自宅に駆け付けます。
長くお使いになるアンテナのため、長期間安心してご利用頂ける体制が整っておりますので、アンテナ工事のことは是非みずほアンテナにお任せ下さい。
引っ越し時のアンテナ事情|まとめ
こちらの記事では、テレビアンテナの移設・新設時のそれぞれの費用や工事の流れ、移設時の注意点をご紹介しました。
引っ越しには、アンテナ設置以外にも発生する費用が多く、再利用できるもとは使って少しでも費用を抑えたいと考えることは自然な流れです。
しかし、一見安く収まり得だと考えていた移設も、状況によっては余計な予算が発生し逆に費用がかさむケースもありますので注意が必要です。
そのため、それそれのメリット・デメリットをきちんと把握された上で、移設か新設か迷われた際には、アンテナ専門業者などプロに相談することが近道です。
余計な時間や出費を抑えるためにも、アンテナ工事のことは専門業者に任せるようにしましょう。
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