自宅にアンテナを設置する際には、自宅の電界強度を知っておく必要があります。
電界強度によって、設置できるアンテナのタイプも変わってきます。
特に注意が必要なのが、弱電界地域です。
場合によっては、せっかくアンテナを設置したのにテレビを見ることができない、なんてことにもなりかねません。
アンテナ選びで失敗しないためにも、電界強度について知っておきましょう。
ここでは電界強度と、それぞれの電界地域に合ったアンテナ選びについて紹介します。
電界強度とは?
電界強度とは、テレビ電波の強さのことです。
電波の強さによって電界地域は大きく3つに分けられます。
強電界地域、中電界地域、弱電界地域の3地域です。
電波の強さは電波送信塔からの距離が重要です。
電界強度は、電荷が放射する電磁波によって周囲に作られる電場の強さを表します。
電場は電荷が他の電荷に作用する力を伝える媒体であり、電磁波を通じて電磁相互作用を伝達します。
電荷が放射する電磁波は、周囲の空間を電場と磁場の振動で満たします。
この電場の強さを電界強度といい、電荷から放射される電磁波の強度と方向を示します。
基本的には送信塔からの距離が近いほど電波は強くなるので、強電界地域とは送信塔に近い地域と言うことができます。
電波が強ければ、受信能力がそれほど高くないアンテナでも、きれいな画質で地デジ放送を見ることが可能になります。
そのため、強電界地域では比較的小さなアンテナやフラットアンテナ、それに室内アンテナなどでも地デジ放送を受信することができるのです。
一方、弱電界地域では受信できる電波が弱いため、アンテナに高い受信能力が必要とされます。
屋根の上に設置する八木式アンテナのような高い受信能力を持つアンテナでなければ、地デジ放送を視聴できないケースも出てきます。
電界強度の違いによって、必要とされるアンテナは変わるのです。
そのため、アンテナを設置する場合には、最初に自宅がどの電界地域に含まれているのかを知ることが重要となります。
強電界地域だからといって確実に受信できるわけではない
強電界地域であっても以下原因により、電波レベルが弱い場合もあります。
・地形や障害物などの周辺環境によって減衰する
・使用するアンテナの性能によっても左右される
・アンテナの向きによって受信できる信号強度は大きく変化する
このように、強電界地域であっても設置場所や条件によっては電波の受信感度の強さに違いが生じます。
中電界地域とは
中電界地域とは、電波は強さは強電界地域ほどはありませんが、弱電界地域と比較すると電波が強い地域を指します。
多くのメーカーでは、60db以上受信可能の地域を中電界地域と定義しており、中電界地域では一般的に14〜20素子の八木式アンテナを使用します。
尚、中電界地域でも電波状況によっては、より受信能力の高い八木式アンテナ設置を求められる場合もあります。
弱電界地域とは
前述でご紹介したとおり、一番電波が強い地域のことを「強電界地域」と言います。
一方「弱電界地域」は、一番電波が弱い地域を指します。
電波が弱い主な原因としては、以下のようなことが挙げられます。
・地デジ電波塔から距離が遠い
・設置する場所が山や森林に囲まれている
・設置する場所が高層建造物に囲まれている
しかし、弱電界地域だからといって必ずしも受信が出来ない、受信が弱いわけではありません。
地デジ電波塔から距離が遠くても、電波塔と設置場所の間に障害物がなければ、テレビ映りがよい場合もあります。
強電界地域の調べ方は?
強電界地域の調べ方は、送信塔との距離を調べる以外にもいくつかの方法があります。
ご自身でも調べることは可能ですが、正確な電界強度を知りたい場合には専門業者に依頼して調査してもらう必要があります。
それでは詳しくご紹介していきます。
近隣住宅のアンテナを確認する
自宅近くの家のアンテナの大きさを確認することで、おおよその電界強度を知ることができます。
大きめのアンテナが多い場合は弱電界地域である可能性が高いでしょう。
反対に、小さめのアンテナやフラットアンテナが多く設置されている場所は、強電界地域である可能性が高くなります。
家電量販店で確認する
近隣の家電量販店では同じエリアで購入する人が多いため、電界強度についての質問は何度もされているでしょう。
ただし、家電量販店の店員はアンテナ設置の専門家ではありません。
正確な情報とは限らないため、あくまで参考程度にとどめておくのがよいでしょう。
「A-PAB」のサイトで調べる
強電界地域について、インターネットを使って手軽に調べることもできます。
まずは「一般社団法人放送サービス高度化推進協会」のホームページを開きます。
住所や郵便番号を入力すると、受信可能エリアの目安がマップ上に記されます。
その際、dB(デシベル)という単位が使われていますが、こちらの協会では60dB以上が強電界地域と定めています。
しかし、電界地域の基準には規定はありません。
こちらでは電波塔の位置も確認でき、電波塔と設置場所の間で障害物が有るか無いかについても確認することができます。
しかし、こちらで得た結果はどこまでもおおまかな目安であることは覚えておきましょう。
ワンセグで調べる
よりピンポイントで電界強度を調べたいという方は、ワンセグテレビ付きのスマートフォンなどを使っての調査がおすすめです。
ワンセグの電波と地デジの電波は同じ電波塔から発信されているため、受信できるかどうか試すことができます。
電界強度は、複数部屋でワンセグが問題なく映るかどうか確認します。
どの部屋でも視聴できる場合は電界強度が高いと言え、映らない部屋がある場合には電界強度が弱い可能性があると判断できます。
地デジよりワンセグは弱い場合でも電波を受信できるので、参考程度にとどめておきましょう。
アンテナ工事業者に測ってもらう
前述でご紹介した方法は手軽に調べることができますが、どこまでも目安を知るための方法です。
正確な電界強度を知りたい場合には、アンテナ工事業者に調査を依頼しましょう。
テレビ映りが悪い場合、その原因は知識や経験がないと特定できない場合もあります。
レベルチェッカーを使用し正確な数値を調査し上で、最適な設置場所も調査してくれます。
尚、電波調査のみ依頼する場合は、出張費・電波調査費などがかかることがありますので、事前に確認するようにしましょう。
以下、おすすめのアンテナ専門業者をご紹介します。
おすすめアンテナ業者
業者名 |
費用 (税込) |
保証 |
クレジット カード |
特徴 |
みずほアンテナ |
¥16,500~ |
10年 | 〇 |
業界最大手のアンテナ業者 対応エリアはほぼ全国をカバー |
¥22,000~ | 8年 | 〇 | 老舗アンテナ業者 | |
¥16,500~ | 8年 | 〇 | 24時間トラブルに対応 | |
¥18,480~ | 8年 | 〇 |
漫画で分かりやすく アンテナ工事を解説 |
|
¥20,000~ | 要確認 | 要確認 | 価格比較紹介サイト |
弱電界地域の調べ方は?
弱電界地域の距離の調べ方は、強電界地域でない地域に目を向けます。
電波塔から極端に距離が離れていて、テレビ電波の受信範囲から漏れている場所を見つけます。
弱電界地域は、都心部から離れた郊外や地方などに多く点在しており、テレビ電波が極端に遮られる山間部などが該当するケースが多いです。
尚、強電界地域であっても高層ビルや山などテレビ電波の遮蔽物が多い場所も、テレビ電波の受信が困難になりますので弱電界地域に該当するケースもあります。
一方、地図上では弱電界地域と示されていてもご自宅周辺の環境によっては、感度の高いテレビ電波を受信できる事も少なくありません。
電波は目には見えませんので、実際にどのくらいの強さで電波を受信できるかは、詳しく調べてみないことには断言できません。
より正確な状況を確認するには、レベルチェッカーという電波測定器を使った確認が必要となります。
電波測定器は通販などでも安価に手に入れることができますが、その機能や精度はピンキリです。
一番は専門業者に電波状況を正確に調べてもらうことをお勧めします。
電界地域にあったアンテナ選び
アンテナ選びはお住まいの電界地域に合ったアンテナを選ぶことが大切です。
地デジアンテナには、「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「室内アンテナ」「ユニコーンアンテナ」の4種類がございます。
それぞれ受信能力など特徴が異なります。
こちらでは4つのアンテナの特徴と、それぞれが対応する電界地域について詳しくご紹介していきます。
八木式アンテナの特徴
八木式アンテナと言えば魚の骨のような見た目が特徴で、一軒家の屋根上に設置されているイメージをお持ちの方も多いでしょう。
地デジアンテナの中で、八木式アンテナは最も受信能力に優れています。
その為、電波が弱い弱電界地域でも使用が可能なケースもあります。
多少、電波状況が不安定な場合でも、ブースターを設置することでさらに電波を強めることもできます。
アンテナ本体価格が、手ごろなお値段であることも魅力の1つです。
デメリットとしては、魚の骨のような見た目がで家の景観を損ねると、気にされる方もいらっしゃいます。
デザインアンテナの特徴
デザインアンテナは箱状の形をしていて、サイズもコンパクトでデザイン性に優れています。
外観に溶け込むデザインが人気となっており、新築のお宅や外観を気にされる方から設置のご希望が増えております。
カラーバリエーションも豊富で、黒・白・茶・ベージュの4色からお好みでお選び頂けます。
ご自宅の外壁のお色味と同色のアンテナカラーを選ぶことで、目立ちにくい仕上がりも期待できます。
デメリットとしては、設置する高さに限界があり電波の弱い地域では設置不可のケースもあります。
そのため、基本的には中電界地域や強電界地域で設置するアンテナとなります。
また、デザイン性の高さから八木式アンテナよりも5,000〜1万円ほど本体価格が割高です。
室内アンテナの特徴
室内アンテナは室内設置型の地デジアンテナのことで、テレビ台の横に置くものや壁に貼り付けるタイプなどもあります。
設置工事も不要で、外壁や屋根上など野外に設置する必要がないのでご自宅の美観を損ねる心配もありません。
アンテナ本体価格も3,000円程度購入できる物もあります。
デメリットとしては、受信能力が低いため強電界地域でしか使用できません。
ユニコーンアンテナの特徴
ユニコーンアンテナは、UHFアンテナの1つでポール状の形が特徴的です。
デザインアンテナ同様スタイリッシュなデザインにより、外観を損ねることなく設置できます。
その他にも、太陽光パネルが屋根上に設置されていても問題なく設置できるケースが多く、風の影響を受けづらい形状により倒れにくいというメリットもあります。
デメリットとしては、弱電界地域での設置が難しい場合があり、一般的に強電界地域と中電界地域で使用されることがほとんどです。
地デジの電波が弱くなる原因
原因①:お住まいの地域が弱電界地域である
弱電界地域にお住まいの場合、高性能な地デジアンテナを選ぶことは重要です。
お住まいの地域の電波の強さは、一般社団法人放送サービス高度化推進協会の「A-PAB」のWebサイト「地デジ放送エリアのめやす」で調べることができます。
詳しく調べたいという方は専門のアンテナ業者に現地調査を依頼し、改善方法を相談してみると良いでしょう。
原因②:アンテナの向きが適切でない
地デジアンテナの電波が弱くなる原因の一つとして、地デジアンテナの向きが適切でないことも考えられます。
アンテナの向きは強風や地震などによりズレることもあります。
アンテナの向きが数センチずれるだけでも、受信レベルに影響を及ぼすこともあります。
ご自分でアンテナの向きを直そうとする方もいらっしゃいますが、故障の原因にもつながります。
まずは専門業者に相談をするようにしましょう。
原因③:アンテナ本体や周辺機器の劣化や故障の恐れ
アンテナ本体や周辺機器の劣化や故障により、地デジアンテナの電波が弱くなっていることもあります。
アンテナ本体やその周辺機器の寿命は、一般的に10年と言われています。
周辺機器とは、ケーブル・ブースター・アッテネーターなどが該当します。
10年近く使用しているというご家庭では、電波が弱くなっている=交換時期であるととらえ、交換や修理を検討するようにしましょう。
原因④:テレビの設置場所が適切でない
テレビの設置場所と地デジアンテナの設置場所が離れている場合、電波が弱くなることもあります。
距離が離れていると電波はその分劣化してしまします。
複数部屋で視聴する場合など、どうしてもアンテナとテレビを近い場所に設置できないケースもあります。
その場合には、ブースターの設置なども検討しましょう。
ブースターは、電波を増幅させる機能で、持っており、安定した電波を供給してくれる役割を果たしてくれます。
原因⑤:テレビの設定が適切でない
テレビを買い替えた時や引っ越し後などで、テレビの設定が原因でテレビ映りが悪いということはよくあるケースです。
テレビはお住まいの地域に合わせて、適切なチャンネル設定をする必要があります。
まずはチャンネル設定が適切かどうか確認してみてください。
チャンネル設定とは、その地域で視聴できるテレビ放送局に合わせる操作のことで、設定方法はテレビメーカーによって異なります。
テレビの説明書やメーカーのホームページなどでも、操作手順を確認することができます。
原因⑥:ケーブルの接続不良
テレビ映りが悪い原因が、アンテナケーブルの接続不良ということもあります。
まずは、ケーブルの接続状況を確認することから対処してみましょう。
何かの拍子でケーブルが抜けてしまっていることも考えられます。
テレビがまったく映らないということもありますので、落ち着いて「正しく接続されているか」「端子が緩んでいないか」確認してみましょう。
原因⑦:障害物による電波不良
アンテナの周りの障害物などによって、電波が弱くなることもあります。
強電界地域であっても、周辺に山や高い建物があると電波の障害物となり受信力が下がります。
アンテナ設置時には問題がなくとも、例えば、お隣宅の樹木が生い茂った、洗濯物がアンテナにかかっている、付近での高層マンションの建築
などのケースが原因になることもあります。
個人で解決できない場合には、アンテナの位置を移すなど対策が必要になることもあります。
その場合には、業者へ一任することをお勧めします。
電波が弱い場合の対処法
対処法①:高性能な地デジアンテナの設置
弱電界地域にお住まいの場合には、より高性能な地デジアンテナ選びましょう。
高性能な地デジアンテナと言えば八木式アンテナですが、八木式アンテナは素子数が多いほど電波の受信感度が高く高性能になります。
「素子」は魚のあばら骨に当たる短めの横棒部分を指し、一般的に家庭用では電波状況に応じて14素子・20素子を選びます。
弱電界地域と一口で言っても受信感度はことなりますので、ご自宅の状況に合わせて選びことが重要です。
対処法②:ブースターの設置
ブースターは増幅器ともいいテレビ信号を増幅する働きを持っており、本体部と電源部の2つから構成されています。
電波はケーブルの長さやテレビ台数が多いなどの分配数によって、信号が劣化することもあります。
また、通常は良い電波であっても、雨風など天候によってノイズが入ってしまうことあります。
そんな時、ブースターは電波を増幅させる機能で、常に安定した電波で視聴できるようにしてくれます。
1つ間違えてはいけない点として、ブースターは受信した電波自体を強くするものではありません。
そのため、もともと電波の弱い弱電界地域では、同じ効果を得ることが出来ないケースもございます。
電波強度を改善したいときの依頼先
依頼先①:街の電気屋
テレビ映りや地デジの電波状態を改善したい時、地域密着の街の電器屋に対応をお願いすることもできます。
街の電器屋にお願いするメリットとデメリットについてご紹介します。
【メリット】
・街の電気屋は、地域密着型の営業をしているため、相談がしやすく対応も早い傾向がある
・定期的なメンテナンスや点検なども依頼しやすく、アフターフォローの良さ魅力の1つと言える。
・エアコン設置など他の案件などとアンテナ工事を合わせて依頼することもでき、依頼先のリサーチや手間を省ける。
【デメリット】
・繁忙期などは人員不足などにより、予約に時間がかかったり対応が難しいケースもある。
・規模が小さいこともあり、工事費用が割高なこともある。
・地デジアンテナの専門業者ではない為、知識や経験不足などにより対応を断られるケースもある。
・大手専門業者に比べ、扱っているアンテナメーカーが少ないこともある。
依頼先②:大手家電量販店
大手家電量販店でも電波状態の改善を依頼することができます。
家電量販店に依頼する場合の、メリット・デメリットについてご紹介します。
【メリット】
・家電量販店の溜まっているポイントを使って支払いしたり、ポイントをためることもできる。
・家電をついでに購入することもでき、場合によっては割引が適用されることもある。
・キャッシュレス決済など、様々な支払い方法に対応している。
・大手のため、安心感がある。
【デメリット】
・地デジアンテナの専門業者ではないので、工事は下請け会社が担当することが多い。
・地デジアンテナの専門業者と比較し、費用が割高な傾向にある。
・下請け会社による工事により、担当者によって技術や知識に差がある。
依頼先③:ご自分で解決する
電波状態が悪いとき、ご自分で解決しようとする方もいらっしゃいます。
業者に依頼せず、ご自分で対応するメリットとでデメリットについてご紹介します。
【メリット】
・家電量販店などに依頼しない分、依頼費用を節約できる
・アンテナについての知識や経験が身につく
【デメリット】
・アンテナの知識不足により問題を解決できず、費やした時間と労力が無駄になることもある
・アンテナは屋上や外壁などに設置されているため、高所作業にともなう怪我や身の危険がある
・不慣れな作業により、アンテナ本体の故障や外壁などに傷をつける恐れがある
依頼先④:アンテナ専門業者
地デジの電波状態やテレビ映りを改善したいとき、アンテナ専門業者に依頼することが一番安心です。
アンテナ専門業者に依頼した際のメリット・デメリットについてもご紹介します。
【メリット】
・アンテナ工事に関する知識やノウハウが豊富である。
・専門業者なので、作業もスムーズでスピーディーな対応を期待できる。
・専門業者のため、必ず不具合の改善策を提示し解決してくれる。
・保証やアフターフォローもしっかりしている
【デメリット】
・家電購入やエアコンの設置など、アンテナ以外の事をまとめて依頼をすることはできない。
・キャッシュレス決済に対応していない専門業者もある。
・複数の専門業者の中から依頼先を決めるなど手間がかかる
弱電界地域に住んでいる場合
自宅が強電界地域に含まれる場合、アンテナの受信能力の違いはあまり大きな問題にはなりません。
アンテナには屋根の上に設置する八木式アンテナ、壁に直接取り付けるフラットアンテナ、室内アンテナなどさまざまです。
強電界地域であれば、基本的にはどのアンテナを設置した場合でも、地デジ放送を見ることができるでしょう。
しかし、強電界地域に含まれない場合、特に弱電界地域の場合には注意が必要です。
弱電界地域では電波が弱いため、受信能力の低いアンテナを利用すると、ノイズが発生したり、きれいに映らなかったりします。
最悪の場合、まったく映らないケースもあるので、慎重にアンテナを選ぶ必要があります。
弱電界地域では、素子数の多いアンテナを選ぶことが基本です。
素子数が増えるほど、アンテナの感度がよくなります。
一般的に、強電界地域では素子数が14以下、中電界地域では14〜20、弱電界地域では20〜30、その他の地域では30以上のアンテナが必要です。
屋根の上に設置する八木式アンテナは、受信能力に優れているため、弱電界地域に最適のアンテナとなります。
フラットアンテナはデザイン性に優れるものの、受信能力では八木式アンテナに劣るため、弱電界地域には不向きなタイプとなっています。
電界強度に合うアンテナを選ぼう
電波の強さは地域によって異なるため、それぞれの地域にあったアンテナを選ぶことが重要です。
強電界地域であれば、比較的自由なアンテナ選びが可能です。
デザイン性の高いフラットアンテナを選ぶのもいいでしょうし、外観に影響を与えない室内アンテナを使用するのもよいでしょう。
中電界地域になると、やや選択肢の幅が狭くなってきます。
室内アンテナではきれいに映らないか、ノイズが発生するケースも出てくるでしょう。
フラットアンテナも場所によっては、利用できないこともありえます。
弱電界地域になると、八木式アンテナを屋根の上に設置しなければ、地デジが視聴できないケースが増えてくるでしょう。
基本的には、電界強度が弱くなるにつれて、素子数の多いアンテナを選ぶことになります。
そうすることで、受信能力を高め、電波の弱さをカバーすることができるのです。
同じ形をしたアンテナでも、素子数が10のものと20のものとでは、対応する地域が異なることを覚えておきましょう。
それぞれのアンテナには素子数が表記されていますので、それを元に自宅の地域にあったアンテナを選ぶことが重要です。
八木式アンテナ | デザインアンテナ | ユニコーンアンテナ | 室内アンテナ |
15,000円~ | 22,000円~ | 33,000円~ | 5,000円~ |
★高さを出して設置することができるため弱電界地域にも設置できることが多い |
★デザイン性が高く新築に人気 △壁面に設置することが多く高さ出しができないため弱電界地域には向いていない |
★高さを出して取り付けることができる ★デザイン性が高い △高さ出しの面で八木式アンテナには劣る △最新モデルの為費用が高い |
★安価 ★取り付けが簡単 △弱電界地域では視聴できないことが多い |
電波の改善ならみずほアンテナ
アンテナ工事の依頼先業者は慎重に選びましょう。
既存のアンテナや電波の状況により修理か交換かなど施工内容が変わり、施工スタッフの判断が修理費用や施工の仕上がりへ大きく影響します。
悪意のある業者にあたってしまうと、無駄な支払いや時間がかさむばかりです。
その点、アンテナ専門業者であるみずほアンテナは安心してご利用いただけます。
まず技術の高さには自信があります。
完全自社雇用のスタッフのみで請けており、スタッフによる技術のバラつきはありません。
アンテナの修理では火災保険が適用される場合がありますが、火災保険による施工も多数請けています。
そしてみずほアンテナでは“明瞭会計”を約束しています。
工事当日に現場を確認して最終的なお見積もりを提示します。
ご了承をいただいてから工事に進みますので料金トラブルの心配はありません。
万一概算のお見積もりと大きく差が生じ、その日に工事せず再検討したい場合、無料で対応しています。
それからみずほアンテナはアフタフォローも万全です。
10年保証サービスを付与しています。
アンテナは長く使用するものですのでアフタフォローの厚い業者が安心です。
地デジアンテナもBS/CSアンテナもアンテナのことはみずほアンテナへお任せくださいませ。
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まとめ
テレビの電波は電波塔からの距離や様々な障害物の影響を受けます。
ご自宅の電波強度はご自身で調べることもできますが、正確に調査し設置場所をきめるには専門知識は不可欠です。
十分な電界強度が無い場合でも、ブースターなどを駆使することでアンテナ受信を可能にすることもできます。
アンテナ工事業者をお探しの方は、お気軽にみずほアンテナへお問い合わせください。
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