地デジアンテナを屋根裏に取り付けるメリットとは!?

公開日 2018/12/16

アンテナは屋根に取り付けるものであるという認識が強いですが、実は地デジアンテナの場合は屋根裏にも取り付けることが可能です。

この方法は、屋根にアンテナを取り付けることが難しい場合や外観を損ねたくないという場合に便利ですが、他にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、地デジアンテナを屋根裏に取り付けるメリットと注意点について解説していきます。

屋根裏にアンテナを取り付ける場合、いくつかの条件が必要です。

いざ設置するというときに困らないためにも、屋根裏設置のポイントを把握しておきましょう。

 

 

【災害や鳥害からアンテナを守れる】

 

地デジアンテナを屋根裏に取り付けることで、さまざまな害悪からアンテナを守ることができます。

屋根にアンテナを設置していると、カラスやスズメといった野鳥の止まり木とされやすく、アンテナの上で暴れたりフンの被害であったりとたくさんの負荷がかかります。

また、台風が頻繁に発生しやすい地域や雪が積もる地域などでは、風や積雪の重みがアンテナに強い負荷をかけてしまうのです。

基本的に、アンテナは金具やワイヤーで固定されていますが、何らかの強い負荷がかかった場合、ズレたり変形したりしてしまう可能性があります。

最悪の場合、破損や倒壊、落下する危険性もないとはいいきれません。アンテナが落下してしまったら、近隣住民に迷惑がかかってしまうことも考えられます。アンテナを屋根裏に取り付ければ、このような災害や鳥害を気にする必要は一切なくなります。天候や自然環境の影響をまったく受けることなく、設置時に向きを決めれば、その後滅多なことでは再調整が必要になることもありません。安心・安全にアンテナを使用するうえでももちろんのこと、安定した受信レベルを確保するという点でも、アンテナを屋根裏に取り付けるのは利便性が高いといえます。

 

【設置や監視が楽にできる】

 

地デジアンテナを屋根裏に取り付けるもうひとつのメリットは、設置や監視が簡単に行えるということです。

アンテナを屋根に取り付ける場合は、安定した足場を確保しなければなりません。

また、高い場所にのぼらなければならないため危険が伴います。

そのため、業者にアンテナの設置依頼をすると、基本料金に危険手当が上乗せされることがあります。

それほどに屋根にアンテナを設置するのは危険な作業なのです。

一方、屋根裏に取り付ける場合だと業者に頼むこともなく自分で取り付けが簡単に行えるうえ、危険が伴うこともありません。

また、屋内にあるためアンテナの調子もすぐに確認することが可能です。

屋根にアンテナがある場合は、わざわざ屋根にのぼらないと様子を見ることができませんが、屋根裏にアンテナがあれば劣化具合がすぐにチェックでき、交換のタイミングを見逃すこともありません。

 

【電波状況には注意すること】

 

地デジアンテナの屋根裏設置は、電波の反射波を利用できるようになったことが大きいです。

通常、壁などに当たって反射した電波は建物内部で乱れ飛んでいる状態にあります。

アナログ放送時代では活用できなかったこの反射波が、地デジではアンテナレベルを向上するための電波として集約することができるようになったのです。

このおかげで、屋根裏にアンテナを設置しても問題なくテレビを見ることができます。

しかし、注意したいのはどこの住宅でも屋根裏の電波状況が良いというわけではないということです。

もともとアンテナは高い位置に設置すればするほど電波状況が良くなるという特徴があり、屋根裏に設置する場合は壁や屋根の素材などでも電波状況が変わってきます。

瓦やアスファルトルーフィングといった雨水の侵入を防ぐ性質をもった素材や断熱材などは、電波が通りにくいといわれているのです。

そのような素材を屋根に使用している場合は、電波に影響を受ける可能性が高くなります。

アンテナを屋根裏に設置したいといっても、肝心の電波が届いていなければ設置することは不可能です。

電波が弱い場合は、ブースターを設置するケースも少なくありません。

まずは、電波状況を確認することから始めましょう。

視聴環境を調べることができるチェッカーなどで確認しておくことが大切です。

 

【屋根裏に地デジアンテナを設置するなら業者に依頼がおすすめ】

 

屋根裏にアンテナを設置する場合の必須条件は、「電波状況が良好であるか」「アンテナを設置できる十分なスペースがあるか」「屋根裏につながる点検口があるか」の3つです。

これらのポイントをすべてクリアしていなければ、アンテナを設置することはできません。

さらに、設置するときは、同軸ケーブルや分配器の状況によって、高所で作業したり特殊な工具を使用したりと手順が難しくなってくる可能性があります。

いくら屋根の設置よりは簡単とはいっても、実際に配線工事をやったことがある人でないと、すべてひとりで行うには難しいと感じる場面が出てくるかもしれません。

そこで、確実にアンテナを設置するためにも、屋根裏に地デジアンテナを設置するときには業者に依頼をするのが適切です。

業者に依頼をすれば、電波状況や屋根裏の状態を確認しながら設置作業を行ってくれます。

アンテナをスムーズに設置完了するためにも、設置作業は業者に依頼するようにしましょう。

 

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みずほアンテナ編集部
年間3万件以上の施工実績を誇るみずほアンテナの専門チームがテレビアンテナ工事について初心者の方にも分かりやすく解説します。

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