マンションやアパートの管理会社様から
「マンション全室でテレビが映らないので修理を依頼したい」
「アパートの一室でテレビが映らなくなってしまったから調査をしてもらいたい」
などと緊急の修理依頼を頂くことがあります。
”テレビ映らない”といった入居者からのクレームは、アンテナ専門業者に依頼し早急に対処することが大切です。
ここで大切なのは、アンテナ専門業者の中でも「集合住宅」に対応している業者を選ぶことです。
みずほアンテナは戸建てだけでなく、マンションやアパートといった集合住宅のアンテナ工事も承っています。
この記事では、集合住宅におけるテレビやアンテナトラブルの原因や対処法を紹介しています。
マンションでテレビが映らない!ケース別原因と対処法
マンションでテレビが映らなくなり、入居者からクレームが来たらどんな症状であるか詳しくヒアリングしましょう。
集合住宅でテレビが映らない場合、視聴方法によって異なりますが共同アンテナを設置して視聴している場合、下記のような症状が一般的です⇩
✓全番組が映らない
✓一部チャンネルが映らない
上記項目をチェックしましょう。
他にもどのような状況で、どんな時に映らなくなってしまったかなどを詳しくヒアリングする必要があります。
依頼があった入居者から下記項目を聞き出しましょう。
✓一部屋だけ映らない・映りが悪い
✓悪天候の時だけ映らない・映りが悪い
✓アンテナの使用年数を確認する(管理会社側)
アンテナ業者へ修理を依頼する時に詳しい情報があれば、より詳細な修理内容や料金などを事前に知ることができるかもしれません。
全部屋で映らない・映りが悪い
アパートやマンションの全部屋でテレビが映らない場合、アンテナもしくは、その他の周辺機器に問題があることは確かです。
早急にアンテナ業者へ修理の依頼をしましょう。
また、完全に映らないわけではなく映りが悪い場合(ノイズが発生する、画像や音声が途切れるなど)も同じくアンテナに不具合が起きている可能性が高いです。
アンテナの不具合とは、
・アンテナ本体の故障(錆びつき、折れる、経年劣化による故障など)
・アンテナの向きがズレる
などが主な原因です。
また、全部屋で視聴できなくなった場合電波の増幅や調整を行っているブースターの故障も考えられます。
これらは素人が自分で解決できるような簡単な作業ではないので、早く解決するには専門業者による指示を仰ぎましょう。
一部屋だけ映らない・映りが悪い
上記では全部屋で視聴できないケースを紹介しましたが、一部屋で視聴できないケースは様々な原因が考えられます。
まずはテレビの故障の可能性です。
テレビは個人の持ち物なので、大家さんや管理会社の介入は必要ありません。
他の住居者からテレビが映らないといった報告がないときは下記を試してもらいましょう⇩
③に関しては特に、新入居者が増える3~4月に多い申し出です。
テレビの設定は地域ごとに異なるので、遠くに引っ越しをしてテレビを配置したらチャンネルスキャンを行う必要があります。
また、ケーブルの挿しこみ口が”地デジ”の箇所と”BS”の箇所に適切に差し込まれていないこともあります。
入居後テレビが映らないと、設備に問題があるのでは?と入居者は思いがちですが、意外と配線ミスといったケースも多いです。
しかし、上記3つの項目を確認してもらってもテレビが映らない場合は、アンテナやブースター、そしてテレビ電波を各部屋に分配する分配器の故障が考えられます。
マンションの場合、分配器の設置場所は建築物によって異なるので、集合住宅のアンテナ修理や工事の実績がある業者に頼んだ方が安心です。
悪天候の時だけ映らない・映りが悪い
雨や雪が障害物となって、電波受信のレベルを下げてしまうことがります。
ブースター(電波を増幅する機械)を正しく設置していれば、悪天候によるアンテナレベルの低下がみられても機械が調整してくれるため、テレビが全く映らなくなってしまうことはないでしょう。
しかし、雨が降るたびにテレビが映らなくなったり、映りが悪くなる場合は、元々のアンテナレベルが低い可能性が高いです。
アンテナレベルの低下はブースターの不具合や、アンテナケーブルの断裂、アンテナの経年劣化が原因と考えられます。
一部の箇所だけ修理すれば直ることもありますし、長期的に見てすべてを交換した方がよいと判断されることもあるでしょう。
台風や大雨後に映らなくなった
近年気候変動の影響により、大型台風の到来で大雨が降ることが増えてきています。
新しいアンテナや定期的にメンテナンスしているアンテナであれば、
一度の大雨で向きがズレたり、倒壊することはまずないと言っていいでしょう。
しかし、雨で映らなくなってしまった場合は古いアンテナである可能性が高いので、アンテナやブースターなど、周辺機器を取り換える必要があるでしょう。
集合住宅のアンテナ工事ができる業者に、修理を依頼しましょう。
15年以上使用していて劣化が気になる
築10年以上経過している物件は一度メンテナンスも兼ねて、調査しておいた方が良いでしょう。
テレビが完全に映らなくなってしまうと、すべての箇所を総取り換えするケースが多く修理費用も高くなってしまいます。
仮に全部屋で映らなくなってしまった場合、各部屋の調査が必要になったり、入居者からのクレーム対応が大変になるので、先手をうって、メンテナンスをしておくのが良いでしょう。
アンテナの寿命はおよそ10~15年と長いので、忘れてしまいがちですが、築年数を目安に10年経ったらメンテナンスを心がけると大きなトラブルを防ぐことができるでしょう。
マンションでアンテナレベルを改善する方法
上記で紹介したように、マンションでテレビが映らない場合アンテナレベルの改善が解決への近道となります。
アンテナ本体がまだ使用できる場合、下記の方法を試せば交換せず修理工事のみとなり、安く済むことも。
いずれも、高所で危険な作業になることが予想されるので、業者に依頼した方が良いです。
アンテナの向きを調整する
アンテナは、近くの電波塔に向けて正確な角度で設置する必要があります。
そのため、角度がずれてしまうと映りが悪くなったり、音声が途切れる、一部のチャンネルが映らない、最悪のケースでは全番組が映らなくなります。
アンテナ本体が壊れていなければ、方向調整だけで済むケースが多いです。
調整だけであれば修理費用を抑えることができます。
しかし、周辺に大きなマンションや建築物が建ってしまい、電波を受信できない環境になってしまうことが稀にあります。
そのような場合は入念な電波調査の元、どうしてもアンテナで受信できない場合ケーブルテレビの導入を検討しましょう。
周辺に建設された高層ビルなどが原因の電波障害では、国や建物の所有者がケーブルテレビなどの導入や利用の費用を補償してくれるケースもあります。
各自治体に確認し、該当される場合は利用すると良いでしょう。
ブースターを取り付ける・調整する
各部屋のテレビまでのケーブルの長さによっては、電波が足りていないケースがあります。
まだブースターが取り付けられていない場合はブースターを追加で設置すると改善されることがあります。
しかし、電波は強すぎてもテレビが映らない原因となるので、専門の業者の調査の上で設置してもらうのが得策です。
原因はアンテナではない?テレビや周辺機器の故障
アンテナレベルが特に低いわけでもないのにテレビが映らない場合は、
テレビ本体や周辺機器に不具合が発生していることがあります。
✓ケーブルの断線・挿し間違え → ケーブルの交換・正しく接続
✓B-CASカードの不具合 → カードのふき取りや再挿入・交換
大家さんや管理会社様の管轄外ではありますが、入居者に上記を知らせ対応してもらいましょう。
集合住宅のアンテナは10~15年でメンテナンスを
アンテナの寿命は10年~15年です。
中には20年ほどそのまま使用しているケースもありますが、いつ壊れてもおかしくない年数です。
壊れてから対応するとなると、そこから業者探しとなり、入居者からのクレームにすぐに対応できないでしょう。
焦って業者探しをしては、良い業者の選定ができないままの工事となってしまいます。
築年数10年を目安にメンテナンスを行いましょう。
みずほアンテナでは集合住宅でも新規設置はもちろん、修理工事も受け付けております。
マンションやアパートのアンテナ工事・修理はみずほにおまかせください
マンションでのテレビ視聴方法もアンテナ・ケーブルテレビ・光テレビの3つの種類があります。
コストパフォーマンス面や入居者に好まれる方法は共同アンテナなので、これからテレビの視聴環境を導入される方にはアンテナがおすすめです。
マンションのアンテナ修理の場合、戸建ての実績だけではなく、マンションのアンテナ工事の実績がある業者に依頼することが大切です。
下記コンテンツでも紹介していますが、みずほアンテナは集合住宅の工事実績も豊富です。
みずほアンテナでは企業様専用ダイヤルをご用意しております。
みずほアンテナの専門スタッフがお客様のご状況をしっかりとヒアリングいたします。
マンションやアパートといった集合住宅物件は、部屋数や配線状況によってお見積りが大幅に変わる場合がございます。
そのためお問合せ後は 無料の現地見積り※ にお伺いし正式なお見積りをご案内させていただきます。
(※集合住宅の場合に限ります。個人のお客様の見積もりのみのご依頼は出張費がかかる場合がございます。)
▼みずほアンテナ企業様専用ダイヤルはこちら▼
実際の施工事例
みずほアンテナが行ったマンションのアンテナ工事の様子を紹介します。
・東京都墨田区 ・築30年 ・5階建て ・鉄筋コンクリート造(RC) ・CATVで視聴中 ・設置場所は屋上 |
ビルの持ち主であるご本人様から直接ご依頼いただきました。
工事前の視聴状況はケーブルテレビ(CATV)をご使用されていましたが、ランニングコストを踏まえてテレビアンテナでの視聴に決められたお客様でした。
まずお伺いした際に電波調査や建物の構造、配線状況などをお調べします。
マンションにアンテナを取り付ける場合ほとんどの場合ブースターを取り付けます。
こちらのビルでは電話回線や通信回線を集約して管理している接続端子を持つMDF盤に取り付けさせていただきました。
MDF盤は日本語では、「主配線盤」といわれます。
アンテナ修理においては重要となる分電盤ですが、ご確認させていただくためには鍵が必要なケースが多いです。
原因箇所を確認できずに後日のお伺いになってしまうことが非常に多いので、お立会いの際には、鍵をご用意いただけますと幸いです。
▼MDF盤
▼設置の様子
設置したアンテナですが、地デジ用のデザインアンテナと衛星放送用のBS/CSアンテナを取り付けさせていただきました。
2種のアンテナを取り付けることでより多くの番組を視聴できるので、ケーブルテレビから切り替える方にお勧めです。
設置場所は屋上になりました▼
▼デザインアンテナ+BS/CSアンテナ(メッシュタイプ)
BSアンテナは最新型のメッシュタイプのものを採用。
耐風性に優れており、風の抵抗を軽減し経年劣化や向きのズレの防止が期待できる商品です。
まとめ
マンションなどの集合住宅のアンテナ工事は、戸建てのアンテナ工事とは違うノウハウが必要になります。
アンテナケーブルの長さや部屋数(分配数)などを考慮する必要もありますし、建物全体の受信システムの構築をする作業になります。
様々な方がご入居され、各居室での受信設備も様々ですが、すべての部屋のテレビ端子での端子電圧が推奨値となるように設定しなければなりません。
みずほアンテナは、ご負担を軽減するために長期使用に耐え得る共同アンテナの設置を心がけております。
アパ-ト、マンション、ビルなどのアンテナ工事はみずほアンテナにおまかせください。
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