お馴染みの家電量販店がある方は、家電を購入する時迷わずお決まりのお店を頼っているのではないでしょうか。
家電量販店ごとに独自のポイント制度が設けられ、同じものならポイントを溜めてお得に購入したいと思うことは自然です。
テレビアンテナに関しても家電同様に親しんでいる家電量販店に依頼される方もいらっしゃると思います。
今回は電気屋でのアンテナ工事の頼み方や注意点等をご説明します。
依頼される前にご覧になって参考にされてくださいませ。
家電量販店のアンテナ工事の注意点
家電量販店でアンテナ工事を依頼する場合の注意点を3つご紹介します。
これらの注意点を把握しないまま依頼された場合、後に他の業者に依頼した方が得だったと後悔される方もいらっしゃるでしょう。
それぞれの注意点について詳しくご紹介していきます。
注意点①外部委託の業者が工事を行う
家電量販店でテレビアンテナ工事を申し込んでも実際工事に来る業者は家電量販店ではなく提携している業者です。
外部委託で生じる弊害はいくつかあります。
まず料金が全体的に高くなります。
仲介手数料が発生する為です。
そして窓口となる家電量販店ではアンテナの種類や設置場所等の詳細を決めることができず、また出来たとしてもその通りになるとは限りません。
家電量販店では“アンテナ工事”を申し込むだけで詳細は工事当日か出張見積もりにより決まります。
それから施工業者がアンテナ専門業者でない可能性が高いです。
本業がエアコン設備工事等でテレビアンテナの専門外の業者だとアンテナ工事の技術レベルが不明です。
専門性が低い業者にあたると希望するアンテナの種類や設置場所が叶わないこともあります。
注意点②見積もり費用が発生する
上記で触れた通り家電量販店でアンテナ工事を頼んでも施工は外部の業者が担います。
その為に家電量販店での申込時には工事の詳細を決められず、後日に下請け業者が自宅へ来て工事の詳細を決めたり見積もりを提示されたりします。
この時の出張見積もりに対して費用が発生することが多いです。
ケーズデンキの場合「アンテナ工事の事前お見積もりは3,300円(税込)」と表示されています。(引用:ケーズデンキHP)
一方で現地見積り費用が発生しない家電量販店もありますし、見積り当日に工事を行った場合に限り見積り無料となるケースもあります。
ただし「見積り無料」を謳いながら別に「技術料」と名目を替えて実質見積もり代を請求されるケースがあるので注意しましょう。
注意点③家電量販店の会員特典はつかない
家電量販店の独自ポイントや会員特典は家電量販店の大きな魅力ですが、テレビアンテナ工事には基本的に何も付与されません。
例えばケーズデンキの場合には“あんしんパスポート”のサービス提供外です。
アンテナ工事は家電量販店の委託業者が行うため、金銭のやり取りは業者と直接行い、保証関係も業者との契約になります。
アンテナ工事は大きな支払いなので、クレジットカードやPayPay等のキャッシュレシュ決済によるポイントも大きくなりますが、委託業者は現金しか取扱っていない場合が多いです。
家電量販店によっては、業者による現地見積もりの作成後に店頭で契約・支払いを済ませ、後日改めて工事を行う手順をることもでき、この場合の店頭での支払いにはポイントが付くようです。
家電量販店ごとに様々なルールを設けているので利用する店舗で事前に確認しましょう。
家電量販店のアンテナ工事費用例
こちらでは、家電量販店の工事費用を以下3種類の工事内容に分けてご紹介します。
それぞれの工事のメリット・デメリットも合わせてご紹介します。
新規工事の場合
“地デジアンテナ”には八木式アンテナ(UHFアンテナ)、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ等の種類がありますが、各家電量販店の料金には詳細の案内はありません。
また通常設置場所が屋根の上でも平屋と2階建てでは料金が異なりますし、3階建てだと断られるケースもあります。
各HPでは“料金はあくまで目安です”と表示されており、実際にかかる料金は委託業者による現地調査で把握することになります。
参考までに各社のHPを参考にした新規工事の費用をご紹介します。
ケーズデンキ | ヤマダ電機 | コジマ電機 | エディオン | ||
事前見積もり | 3,300円 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | |
地デジ アンテナ |
屋根の上 | 22,000円~ | 22,000円~ | 要確認 | 15,400円~ |
壁面等 (サイドベース利用) |
16,500円~ | 16,500円~ | |||
既存パイプに増設 |
16,500円~ | 要確認 | |||
BS/CS アンテナ |
屋根の上 | 26,400円~ | 26,400円~ | 要確認 | 11,550円~ |
ベランダ・格子 | 11,000円~ | 11,000円~ | 12,650円 | ||
コンクリート フェンスベランダ |
19,800円~ |
16,500円~ |
要確認 | ||
壁面 | 14,300円~ | 17,600円~ | 要確認 |
交換工事の場合
既存のアンテナを新しく取り替える交換工事の場合、基本的には新規工事の費用と撤去費用の合計額になります。
新規工事は上記の通りですので、ここでは”撤去費用”をご紹介します。
ただし家電量販店ごとに規定が異なるので事前確認が必要です。
家電量販店に頼むアンテナ工事費用は、別途アンテナ本体や機器の料金がかかります。
例えばアンテナを設置する工事の場合
①現地見積もり費・出張費等工事以前にかかる費用
②アンテナ本体の費用
③ブースター、ケーブル等の周辺機器の費用
④設置工事に対する技術料や出張費
等が発生します。
既存のアンテナがあり交換工事の場合にはさらに取外し費用が発生します。
注意すべき点として、現地調査・現地見積もりを行いアンテナが設置できなかったり見積り額を見てアンテナ工事を断ったりした場合でも見積もり費・出張費等が発生する点が挙げられます。
ケーズデンキ | ヤマダ電機 | コジマ電機 | エディオン | ||
アンテナ取外し (撤去のみ |
5,500円~ | 4,400~11,000円 | 要確認 | 要確認 |
その他作業が追加で必要な場合
その他作業としてブースターと分配器の取付け作業をご紹介します。
ブースターは電波増幅器で、電波の弱い環境や複数のテレビを所有している場合には設置することが多いです。
また地デジアンテナとBS/CSアンテナと両方設置している場合には混合器を兼ねた混合ブースターを設置します。
いずれにしても必要な場合のみ設置する機器です。
テレビ映りが悪い時にブースターを交換することで改善することもある重要な機器です。
分配器はテレビを複数台所有している場合に使用します。
新築の場合にはハウスメーカーや工務店が設置しているケースが多いですが、後々にテレビを増設したり4K8K対応テレビへ交換したりした場合には対応する分配器を取り付けます。
家電量販店でブースターや分配器設置工事を依頼する場合、あくまで“アンテナ新設工事”と同時に行うことが前提であり、単体で工事を依頼したい場合には確認が必要です。
ケーズデンキ | ヤマダ電機 | コジマ電機 | エディオン | ||
ブースター取付け |
16,500円~ | 16,500円~ | 要確認 | 9,350円~ | |
分配器取付け |
8,250円~ |
4,400~ 25,300円 |
要確認 |
家電量販店のアンテナ工事のメリット・デメリット
家電量販店に依頼するメリット
家電量販店にテレビアンテナ工事を依頼する方は、馴染みの家電量販店があったり懇意にしている店員さんがいたりする場合が多いようです。
店舗オリジナルのポイントが溜ったり、顔馴染みの店員さんに頼めたりしたらお得感や安心感があります。
家電量販店でアンテナ工事を依頼すると工事は委託業者へ任されますが、アンテナ本体は家電量販店で販売されているものを購入する場合があります。
店舗に並んでいる商品であれば手にとって選ぶことができ、さらにアンテナ本体のみ工事の前に家電量販店で購入できる場合には家電量販店の独自ポイントがつくかも知れません。
アンテナ工事は委託業者が担当しアンテナ専門業者にあたる可能性が高いですが、アンテナ専門業者にあたる可能性もあります。
家電量販店に依頼するデメリット
家電量販店にテレビアンテナ工事を依頼する場合の主なデメリットは、料金が割高になること、アンテナ工事に精通していない業者が担当する可能性があることです。
アンテナ工事は家電量販店の提携業者が行います。
家電量販店が仲介の立場となり仲介手数料が工事費用へ反映されます。
実際には“仲介手数料”という項目ではなく材料費に上乗せして請求されることが多いようです。
提携業者がアンテナ専門業者である可能性は低く、エアコン施工業者や電気工事業者等の可能性が高くなります。
アンテナ工事は業者の知識や技術が設置できるアンテナの種類や場所に大きく影響します。
アンテナ専門業者であればできる工事であっても、専門外の業者には困難で安易な方法へ変更されるケースがあります。
家電量販店にアンテナ工事を依頼した実例
これまで述べてきた通り家電量販店はアンテナ工事を申込む窓口になるだけですが、ここではケーズデンキを例として工事の流れを見てみましょう。(参照HP:ケーズデンキ)
~問い合わせ・申込み~
①店頭にて
→店頭にはテレビアンテナや工事に関する十分なカタログや案内書の用意は特になく質問等も工事業者へ確認して折り返す手順になるようです。
②店舗へ電話
→店頭で申込む場合同様、問い合わせてその場で回答を得られる可能性は低いです。
③WEBサイトの問い合わせフォームから
→アンテナ工事専門の問い合わせフォームはないので、どのような工事を希望するのか、ご自身で調べてから入力する必要があります。
~業者からの連絡~
電話やメール等で連絡が来たら、希望するアンテナや工事日の日程調整等を行います。
連絡は申込みから数日で来ることもあれば、繁忙期で一ヶ月程度待ち、工事までさらに時間を要することもあります。
→最終的な見積り額は現地調査が必須となりますが、現地見積もりにかかる費用は必ず確認しましょう。
~工事~
現地調査の日に行うか、後日に行うか、業者によって異なります。
工事当日は立会いが求められます。
~精算~
基本的には工事の後に業者へ直接現金で支払います。
場合によっては工事の前、見積もり額をケーズデンキの店頭で支払うこともできるようです。
ー関連記事ー
☞【テレビのアンテナ工事はケーズデンキが安い?料金やメリット・デメリットを比較!】
アンテナ工事を依頼できるその他業者の特徴
ホームセンターに依頼した場合
スーパービバホームやカインズホーム、コーナンなどの大手ホームセンターでもアンテナ工事は依頼できますが、依頼のメリットやデメリットについてご紹介していきます。
・ホームセンターで購入した機器を業者に頼んで取り付けてもらう場合には、使用する機器を自分で手にとって選ぶことができる
・選べる機器の種類が限られる可能性がある
・ホームセンターから斡旋される職人の技量が不明
・
自宅の電波状況やテレビ環境に合わない機器を選んで購入すると無駄になる
・ホームセンターではアンテナ関連の機器のみを購入することもでき、店舗によっては設置工事の申込みまでできる
・機器は店頭で購入して設置工事のみを業者へ依頼する場合、適切な機器を選ばなければならない
・アンテナは電波状況によって設置できるアンテナの種類が異なるので注意が必要
~費用相場~
UHFアンテナ設置工事 (ブースター含む) |
35,000円~110,000円 |
デザインアンテナ設置工事 (ブースター含む) |
35,000円~110,000円 |
地デジアンテナ+BSアンテナ (混合ブースター含む) |
45,000円~160,000円 |
地デジアンテナ+4K8K対応BSアンテナ (混合ブースター含む) |
70,000円~210,000円 |
DIYをした場合
・DIYに長けている方は初めてでも正しく設置できる
・技術が伴えば希望通りに設置ができる
・工具が揃っていればアンテナ本体等の基本的な出費のみで済む
・中古品を選ぶ等工夫次第で出費を抑えられる
・適切に設置できないとテレビが正しく映らない
・自宅の環境に適していない機器を選んでしまうと無駄になる
・アンテナを高所に設置する場合、危険が伴い怪我や事故に繋がる可能性がある
・防水やケーブルの処理等が甘いと使用に支障をきたしたり機器の劣化を早めたりする
・予想以上に手間や時間がかかり途中で投げ出すケースが多く、結局業者へ頼むと最初から機器代込みで業者へ頼む場合と料金に大差ないか余計に高くつく可能性がある
・設置に必要な工具が多種類あり揃えると結局高額になる
~費用相場~
製品名(型番) | 製造会社 | 希望小売価格 |
UHF20素子アンテナ (UA20) |
DXアンテナ | 8,580円 |
UHF平面アンテナ20素子相当 (UAH201) |
DXアンテナ | オープン価格 |
※費用参照HP:DXアンテナ
アンテナ工事専門の会社に依頼した場合
・アンテナ工事に特化した業者で高い技術を期待できる
・電波状況や家の構造に合う最適な工事方法を提案してもらえる
・業者によっては想定以上の設置場所や設置方法が望める
・仲介手数料が発生せずその分安価の可能性がある
・長期間の保証が付与される
・アンテナ専門業者でも知識や技術に差がある
・業者の技量によっては希望通りの設置が叶わず場合によっては十分な仕上りにならない
・業者によっては料金の項目を明らかにせず“工事一括”のような不透明な請求を受ける
・保証期間や保証内容は業者によって様々
・業者ごとに施工対応エリアが限られており地域によっては選択肢が少なく比較検討できない
・新築への施工に限っている業者がある
~費用相場~
UHFアンテナ設置工事 (ブースター含む) |
35,000円~70,000円 |
デザインアンテナ設置工事 (ブースター含む) |
35,000円~80,000円 |
地デジアンテナ+BSアンテナ (混合ブースター含む) |
50,000円~90,000円 |
地デジアンテナ+4K8K対応BSアンテナ (混合ブースター含む) |
70,000円~110,000円 |
~DIYにおすすめのアンテナ~
「室内アンテナ」という地デジアンテナはお値段も手ごろで、室内にコンセントを差すだけで設置できるため、素人のDIYでも十分設置可能です。
しかし、室内アンテナを使用できるエリアは、電波塔に近くに住んでいる電波の強い地域に限られます。
電波の弱い地域では使えないので、ご自宅の電波状況をしっかりと把握した上でご使用されることをおすすめします。
室内アンテナのおすすめ商品について、以下3つご紹介します。
おすすめ① DXアンテナ UHF室内アンテナ
・製品名:UHF室内アンテナ
・製品番号:US10WB
・製造会社:DXアンテナ
・特徴:コンパクトサイズで卓上に置けることはもちろん、壁面にも取り付け可能
おすすめ② DXアンテナ UHF室内アンテナ
・製品名:UHF室内アンテナ
・製品番号:US120AW
・製造会社・DXアンテナ
・特徴:丸みのあるシンプルなデザインが人気
おすすめ③ マスプロ電工 家庭用UHF卓上アンテナ
・製品名:家庭用UHF卓上アンテナ
・製品番号:UDF2A
・製造会社:マスプロ電工
・特徴:ブースターが内蔵されており美しい映像を楽しる
ー関連記事ー
☞【室内アンテナおすすめ人気モデルランキング20選!選び方・費用も紹介】
テレビアンテナのことならみずほアンテナにおまかせ!
みずほアンテナについて
テレビアンテナ工事はアンテナ専門業者に限らず扱われていますが、アンテナ専門業者が断然おすすめです。
家電量販店等では委託業者が工事を行い、その分の時間や費用が余計にかかります。
一方アンテナ専門業者であるみずほアンテナでは、完全自社雇用のスタッフが工事を担当しています。
お問い合わせに対応するスタッフにも十分な知識があり、お客様からの質問等に対して直接お答えできます。
さらに仲介者を介さないことで安価なお見積もりを実現しています。
みずほアンテナではアンテナの新設工事は当然ですが、修繕や築年数の経っている邸宅への工事も多くの実績があります。
同業者による施工をやり直す工事もしばしば頼まれる等高い技術を誇っております。
業界最長の10年保証を付与し、365日無休で工事をお請けしていますので安心してご利用いただけます。
弊社の施工例
施工例① UHFアンテナ交換工事 | |
既存アンテナ |
交換後のアンテナ |
工事のポイント: UHFアンテナからデザインアンテナへ交換して、設置場所は屋根の上から屋根裏に移しました。
テレビ映りが悪くアンテナに原因がある際、アンテナを修理か交換する必要があります。
みずほアンテナではお客様のご要望を前提として、プロの立場からの最適な工事方法をご提案します。
いずれの場合でもお見積もりをご提示してお客様に納得していただいてから施工へ移ります。
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工事の詳細:デザインアンテナ交換工事 |
施工例② デザインアンテナと4K8K対応BS/CSアンテナ設置工事
3階建てのご邸宅 |
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工事のポイント: 3階建てのご邸宅で屋根が最適なアンテナ設置場所でした。
3階建ては高所作業の中でも高い技術が求められ、さらに都会の密集した住宅地の高所作業は工事を断る業者もいます。
みずほアンテナでは2種類のアンテナを設置し、いずれも十分な電波を受信することができました。
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まとめ
以上、電気屋にアンテナ工事を依頼する際の詳細について説明しました。
アンテナ工事には特別な資格は必要とせず、誰もがアンテナ工事を請け負うことができます。
消費者にとってはたくさんの選択肢があるという良い面もありますが、一方で技術が不十分な業者が乱立して被害を受ける消費者も見受けられます。
家電量販店では顔なじみの店員さんがいて安心感を得られますが、アンテナ工事はアンテナ専門外の業者に丸投げされる可能性が高いです。
賢い消費者になる為には複数のアンテナ専門業者に問い合わせて比較することが最もおすすめです。
ぜひみずほアンテナにご相談くださいませ。
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