テレビ映りが悪くなる原因は様々ありますが、そのうちの一つにB-CASカードがあります。
B-CASカードはテレビやチューナーに挿して使用し普段目にすることがないので、ご存知ない方も多いと思います。
今回はB-CASカードにスポットをあてます。
B-CASカードとは?
B-CASカード(通称「ビーキャス」)とは、テレビやBD/DVDレコーダーなどのデジタル放送受信機に同梱されているICカードです。
一部の受信機ではB-CASカードが特別内蔵用カードや特別内蔵用ミニカードなどとしてあらかじめ内蔵されていますが、一般的にはテレビやBD/DVDレコーダーなどの付属品として同梱されています。
役割と種類
(画像引用: B-CAS)
【役割】
B-CASカードをデジタル放送受信機の挿入口に挿し込むと、番組が映る仕組みです。
挿入することで、地上デジタル放送やBS/CSデジタル放送など番組の著作権保護、有料放送、自動表示メッセージやデータ放送の双方向サービスなどを利用できます。
有料放送の利用に関して、B-CASカードが普及されるまでは各有料放送専用のデコーダー(解読器)が必要でしたが、B-CASカードによって不要になりました。
【種類】
・BS/CS/地上共用カード(赤カード)
→ BS/110度CS、地上デジタル対応受信機で使用する
・地上デジタル専用カード(青カード)
→ 地上デジタル専用受信機で使用する
・CATV専用カード
→ ケーブルテレビ用セットトップボックスで使用する
他に、赤カードや青カードの一部には小型(Plug-inSIM形状)のカード(ミニカード)や、特別内蔵用カード/特別内蔵用ミニカードなどもあります。
以下ではB-CASカードに関するエラーへの対処、交換や再発行の手順などを取り上げてご説明します。
テレビ映りが悪くなったとき、お役に立てる内容になっています。
ぜひ最後までご覧くださいませ。
B-CASカードのエラーコード一覧
B-CASカードをテレビやBD/DVDレコーダーなどに挿して設定を終えてもテレビが映らないときがあります。
そのようなとき、テレビ画面にエラーコードが表示されます。
エラーコードの示す情報を得ることで、不具合の原因やその解決方法を把握することができます。
ここでは“B-CASカードのエラーコード”と“B-CASカード以外のエラーコード”についてご説明します。
B-CASカードのエラーコード一覧
エラー コード |
コードの意味 | 状況の例 |
E100 |
カードが 挿入されていない |
・カードを異なる場所に挿している ・カードが奥まで挿し込まれていない など |
E101 |
カードを 読み取れない |
・挿入の向きを間違えている ・ICチップの部分にゴミが付着している など |
E102 |
カードを 認識できない |
・カードの種類が異なる ・ICチップが破損している など |
E103 |
チャンネルが 未契約 |
・契約していない有料チャンネルを選んでいる など |
原因や対処法については下記でご説明します。
B-CASカード以外のエラーコード一覧
B-CASカード以外に関する主なエラーコードをご紹介します。
上記同様、テレビ/チューナーのメーカーによって多少異なります。
エラー コード |
コードの意味 | 原因 |
E201 |
アンテナレベルが 低下している |
・アンテナ線の接続不良 ・電波受信環境の問題 など |
E202 |
電波がテレビまで 届いていない |
・アンテナの調整や接続に不具合が起きている など |
E203 |
放送していない /電波が弱い |
・選択中のチャンネルが放送していない時間帯 ・放送時間帯であれば受信電波が弱い |
B-CASカードのエラーの原因と対処法
(画像引用: B-CAS)
上記でご紹介したB-CASカードに関するエラーコードについて、ここでは原因をご説明します。
原因は主に
・B-CASカードが正しく挿入されていない
・B-CASカードが破損している
・テレビやチューナーの故障
の3つと考えられます。
表示されたエラーコードごとに、原因が当てはまっているかご確認くださいませ。
解決方法は下記の項目でご説明しますが、ここでも少し触れます。
B-CASカードが正しく挿入されていない場合
(画像引用: B-CAS)
B-CASカードは、挿入する場所、挿入時のカードの向きが決まっています。
いずれもテレビやBD/DVDレコーダーのメーカーによって異なります。
多くの場合、テレビやBD/DVDレコーダーには「B-CASカード挿入口」と「矢印(カードの向き)」が記載されており、それに従い挿入すれば問題ありません。
もしそのような文言が見つからない、またはカードの方向が正しいか自信がない場合などには、現在とは異なる向きで挿して試してみましょう。
B-CASカードにはICチップが組み込まれています。
カード側のICチップを、テレビやBD/DVDレコーダー側に読み込ませる必要があります。
突然テレビが映らなくなると心配になりますが、部屋の模様替えや掃除などによってテレビを動かし、B-CASカードが正しい位置からズレてしまうこともあります。
エラーコードがB-CASカードに関するときは、まずカードの挿し直しをしてみましょう。
エラーコード【E100】(カードが挿入されていない)
エラーコード【E101】(カードを読み取れない)
エラーコード【E102】(カードを認識できない)
が表示されているとき、カードを一度取り出して正しく入れ直してみましょう。
B-CASカードの正しい挿し方
1 テレビ本体のスイッチで電源を切りコンセントを抜く
※テレビのリモコンではなく、テレビ本体の電源をオフにする
2 B-CASカードを取り出す
※カードを曲げたり汚したりしないよう、特にICチップ部分は丁重に扱う
3 B-CASカードを挿す
※カードの挿入場所、カードの向きに注意する
4 テレビのコンセントを挿して、テレビ本体の電源を入れる
※本体の電源(主電源)を入れてからでないとリモコンで操作できない
時間に余裕があれば、テレビの電源を切ったあと、しばらく置いてから電源を入れてみましょう。(上記手順の3と4の間に時間をあける)
挿入位置
(画像引用:SHARP)
B-CASカードの挿入位置は、テレビやBD/DVDレコーダーなどのデジタル放送受信機の種類ごとに異なります。
またカード挿入の向きも同様です。
挿入口はテレビの場合、背面や側面にあるケースが多いですが、カバーで隠されているケースもあります。
ここでは「SHARP AQUOS」を例にご説明します。
上記の画像のとおり、挿入口は上部・右側・左側のパターンがあります。
挿入する際のカードの方向は、いずれの場所でもカードの正面はこちら(テレビ背面)側を向いています。
また、正しい位置や箇所に挿入しても改善されない場合は、家に複数台のテレビがある場合、異なるテレビで使用しているB-CASカードと差し替えてみましょう。
異なるB-CASカードを使用した結果で、テレビの不調かB-CASカードの不調か把握することができます。
B-CASカードを差し替えて、不調だったテレビが正常に映ったり、正常だったテレビが映らなくなったりすると、原因はB-CASカードにあることが疑われます。
逆にB-CASカードを差し替えても状態が何も変化しないと、原因はテレビにあることが疑われます。
挿し直しても状況が変わらない場合、B-CASカードの交換やテレビ周辺機器の買い替えを検討してみましょう。
B-CASカードが汚れている・破損している場合
B-CASカードを挿し直し、正しく挿入しているにも関わらずエラーが発生する場合、カードの破損が疑われます。
特にエラーコード【E101】や【E102】が表示されているときです。
カードはICチップ部分が重要なポイントです。
ICチップ部分が破損すると、テレビやBD/DVDレコーダーが読み取ることはできません。
ICチップ部分にほこりなどのゴミが付着しているときには優しく取り除きます。
明らかに破損しているときにはカードを交換しましょう。
手続きはカード発行元の「株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」(略称 B-CAS)で行います。
交換手続きには破損したカードが必要です。
カードがないと再発行手続きになります。
交換は受信機器を購入後3年未満なら無料ですが、再発行は購入時期に関係なく一律有償(2,160円)ですので注意しましょう。
エラーコード【E100】(カードが挿入されていない)
エラーコード【E101】(カードを読み取れない)
エラーコード【E102】(カードを認識できない)
が表示されているとき、カードの汚れを拭き取ってみましょう。
B-CASにあるICチップ部分にほこりなどが付着すると接触不良を起こして、テレビやチューナーが正しく読み取れることができません。
B-CASカードの汚れの拭き取り方
1 テレビ本体のスイッチで電源を切りコンセントを抜く
2 B-CASカードを取り出す
3 乾いたやわらかい布で優しくカードの汚れを拭き取る
※ティッシュは却ってほこりを付着させる可能性もあるので使用しない
4 B-CASカードを挿す
5 テレビのコンセントを挿して、テレビ本体の電源を入れる
“B-CASカードを正しく入れ直す”項目でも触れましたが、可能であればテレビの電源を切ったあと、時間をあけてから再度電源を入れましょう。
(画像引用: B-CAS)
エラーコード【E100】(カードが挿入されていない)
エラーコード【E101】(カードを読み取れない)
エラーコード【E102】(カードを認識できない)
が表示されており、B-CASカードを正しく入れ直したり、カードの汚れを拭き取ったりしても解決しないとき、B-CASカードを交換してみましょう。
エラーコード【E103】(チャンネルが未契約)
の場合も、チャンネルを契約しているときにはB-CASカードの交換を検討しましょう。
B-CASカードが汚れている・破損している場合
先述したようにB-CASカードを正しい向きで抜き差ししたり、カードの汚れやほこりを拭き取ても解決しない場合、B-CASカードを交換してみましょう。
B-CASカードの購入・再発行はB-CAS社公式サイトのみからとなっています。
B-CASカードの交換の仕方
1 カード発行元の「株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」(略称B-CAS)へ連絡
※連絡HPから申し込み、または電話による2つの方法があります
※電話番号0570-000-261/IP電話045-680-2868
※電話受付時間はAM10:00~PM8:00(年中無休)
2 指示に従い回答して交換を申込む
※交換には破損したカードが必要
※交換は受信機器を購入後3年未満なら無料
※再発行、受信機器を購入後3年以降の交換は2,160円かかる
3 申込み後2、3日で自宅に届けられる
※料金は代引のため受け取るときにはお金を用意しておく必要があります。
方法別申し込み先
WEB申し込み | |
電話申し込み |
カスタマーセンター 電話0570-000-261 IP電話045-680-2868 受付時間 AM10:00~PM8:00(年中無休) |
テレビやチューナーが故障している場合
B-CASカードにあるICチップ部分を、テレビやBD/DVDレコーダーなどのデジタル放送受信機が読み取ることでテレビに映像を映し出すことができます。
B-CASカードの挿入位置や挿入する際の向きが適切で、かつ、カードのIC部分に汚れや破損などの問題が見当たらないとき、カードを読み取る側に問題があるのかも知れません。
テレビやBD/DVDレコーダー、チューナーなどはいつから、何年間使用しているものか確認してみましょう。
機器の故障が考えられる場合には、修理や買い替えを検討しましょう。
一般的に、テレビの寿命はおおよそ10年と言われています。
そのため10年を目安に修理か買い替えか決めても良さそうです。
ただし修理でも“液晶パネルの交換”は使用年数関係なく買い替えのほうが安くなるケースが多いです。
各メーカーの修理の相談窓口
メーカーの保証期間を確認してみましょう。
期間内であれば、無料で直してくれるケースもあります。
~各メーカー修理相談窓口~
・東芝:お客様サポートページ ・シャープ:修理相談窓口 ・ソニー:サポート・お問い合わせページ ・パナソニック:修理のご相談・お申込み ・三菱:液晶テレビ・修理のご相談 |
原因はB-CASカード?テレビ?疑わしいときのエラー確認方法
上記の項目で、B-CASカードに関するエラーコードの原因を3つご説明しました。
・B-CASカードが正しく挿入されていない
・B-CASカードが破損している
・テレビやチューナーの故障
これらは原因の所在がカード側なのかテレビなどの機器側なのかに分けられます。
そこで、まずは原因がどちらの側にあるか確認しましょう。
なお確認したいテレビのB-CASカードとは異なる、もう一枚のカードが必要です。
確認方法は以下の手順で行います。
1 テレビの電源を切りコンセントを抜く
2 B-CASカードを抜く
3 他のB-CASカードを挿入する
4 テレビのコンセントを挿して、電源を入れる
判断方法
・カード入れ替えても正常にならない(別のテレビはカード入れ替え後も正常のまま)
→ テレビ側の原因が考えられる
・カードを差し替えると正常になる(別のテレビはカード入れ替え後エラーになった)
→ カード側の原因が考えられる
テレビ周辺機器に原因がある場合
上記の項目でテレビ周辺機器によるエラーについて触れました。
ここではさらに詳しく、考えられる原因や、その確認方法をご紹介します。
・配線の確認を行う
・チャンネルスキャンを行う
・テレビやレコーダーの確認を行う
以上の3点を取り上げます。
また、テレビの背面やコンセントの挿入口などは掃除を忘れやすい箇所です。
ほこりの付着は機器への悪影響だけでなく最悪火災にも繋がり兼ねません。
日頃からの掃除も大切です。
配線の確認を行う
テレビ周りの配線を確認してみましょう。
テレビには電源コンセントやアンテナと繋がるケーブルなどの配線がいくつも繋がっています。
そのうち一つでも接触不良があれば、テレビが正常に映らなくなってしまいます。
まずはコンセントやケーブルは正しく奥まで挿してあるか、配線に緩みがないか目視します。
気づかないうちにリモコン操作して異なった画面設定になっていないかなどを再度チェックします。
挿し直しができるようであれば、テレビの主電源(テレビ本体にある電源)を切ってから行ってみましょう。
手が濡れていると感電などの危険性が高まるため、必ず乾いた手で行います。
また雷雨などの悪天候のときにも感電の危険性が高いので天候の回復を待ってから行います。
ケーブルを抜いたら、その先端を確認してみましょう。
先端が折れているなど破損していると正常に機能しないため交換が必要です。
いずれも問題なく、かつテレビや周辺機器の経年劣化が疑われる場合はテレビの故障や不調かも知れません。
また、10年を目安にテレビや周辺機器の寿命を疑いましょう。
テレビを購入するときにメーカーが保証する期間は、メーカーによって異なりますが多くの場合1年間です。
さらに家電量販店独自のサービスで、3~10年間の長期保証が付与されることもあります。
保証期間にもよりますが、10年より長期間テレビを使用しているときには、新しいテレビへ交換することを検討してみましょう。
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チャンネルスキャンを行う
テレビを購入したらチャンネル設定を行います。
テレビは電波塔から電波を受信していますが、利用する最寄りの電波塔によって受信できるチャンネルが異なるため、テレビをお住まいの地域にあわせる必要があります。
テレビ購入の際だけでなく、引越しの際にも改めてチャンネル設定を行いましょう。
設定は“手動”で地域を選ぶのではなく、“自動”設定がおすすめです。
ご自身で選択して設定すると、テレビの電波受信エリアと居住エリア外が異なるミスが起きることがあります。
自動設定であれば安心です。
チャンセル設定方法はテレビメーカーにより異なりますが、基本的にはリモコンで操作できます。
「メニュー→本体設定→地域設定/チャンネルスキャン」を参考にリモコンを操作してみましょう。
テレビやレコーダーの確認を行う
テレビやレコーダーは普段主電源(テレビやレコーダーにある電源)を切らない方も多くいらっしゃいます。
主電源が入ったままの状態であれば、いつでもリモコンで起動や停止させることができて便利です。
また、録画予約している場合には主電源を切ることはできません。
一方でテレビやレコーダーにとっては常に待機している状態です。
暫くテレビやレコーダーを使用しないとき、録画予約がないときには、しばらく主電源を切って機器を休ませてみましょう。
再起動の際には、コンセントやケーブル、B-CASカードを挿し直してから電源を入れます。
それでもエラーが直らないとき、テレビやレコーダーの故障を疑ってみましょう。
10年以上使用していれば経年劣化かも知れません。
ー関連記事ー
?テレビが突然映らなくなった際の対処法を紹介!原因は?自分で解決できる?
テレビアンテナに原因がある場合
ここではテレビアンテナによるエラーについて、さらに詳しくご説明します。
テレビアンテナを設置してテレビを視聴している場合、テレビの不調の原因がアンテナにあることも考えられます。
特に1台のアンテナを複数台のテレビが共有しており、複数台のテレビすべてが同じようにエラーを起こしているときは、テレビアンテナやアンテナからテレビまでの間に何かしらの不具合が起きている可能性が強く疑われます。
もしくはご自宅だけでなく近隣一帯で同じようにテレビがエラーを起こしていると、停電などによる影響かも知れません。
停電など一時的なエラーであれば、天候やインフラの回復を待ちましょう。
テレビアンテナやアンテナからテレビまでの間に不具合が起きていると考えられる場合は、簡易的にケーブルの接続不良がないか確認し、詳細は専門業者へ任せることをおすすめします
こちらでは
・アンテナ周辺を目視で確認する
・エラー発生日を確認する
・アンテナ業者に依頼する
以上の3点を取り上げます。
テレビアンテナは屋根の上などの高所、屋根裏などの狭所などに設定されていることもあります。
無理して確認すると大変危険ですので十分な注意が必要です。
アンテナ周辺を目視で確認する
テレビや周辺機器を確認してもエラーの原因を把握できないとき、アンテナやアンテナ関連に原因があるかも知れません。
アンテナは基本的に高所に設置されています。
梯子を使う必要がある場所であれば、地上や家の中から目で確認できる範囲に留めましょう。
決して無理してはいけません。
しかも頑張ってアンテナまで近づいて行ったとしても、アンテナや配線を調整したり修理したりすることは恐らく一般の方にはできません。
高所からの落下などの大惨事に繋がるだけです。
地上や家の中から目視で確認し、そのあとについては専門業者へ任せましょう。
エラー発生日を確認する
いつからエラーが発生するようになったか、エラーが起こる日の天候に特徴はあるかなどを確認します。
アンテナが屋外に設置されていると、暴雨や台風などの天災によって悪影響を受けることがあります。
例えばアンテナが本来の方向からズレたり配線が切れたり、酷い台風のときにはアンテナが落下したりすることもあります。
またアンテナが屋根裏や室内など屋内に設置されている場合でも、電波塔から送られる電波が風雨によって弱くなることもあります。
いずれにしてもエラーが悪天候のときに限られるか否かチェックしましょう。
悪天候が原因と思われるときには専門業者へ改善が可能か相談することもできます。
アンテナ業者に依頼する
アンテナ工事には特別な資格が必要ありません。
よってアンテナを修理や交換したいとき、自ら行う方もいらっしゃいます。
DIYが得意な方の挑戦したい気持ちや、業者へ払う手間賃を節約したい気持ちも理解できます。
しかし個人での工事はおすすめできません。
理由は、まず高所や狭所での作業は大変危険です。
ましてや慣れない作業に危険性は高まります。
そして、アンテナ本体やケーブル以外にも工事に必要な部材料や機器があり、今回限りのために購入するとまったく節約になりません。
間違えて購入して買い直すこともあるかも知れません。
結論として、安全面からも費用面からも専門業者へ一任することがおすすめです。
テレビアンテナ修理業者おすすめ5選
アンテナ業者は数多あり、中には残念なことに悪徳なことを行っている業者も散見されます。
施工不良や過大請求など避けたいトラブルに巻き込まれないように気をつけましょう。
そこで今回はアンテナ修理を扱っている業者5社をご紹介します。
5社のうち3社は施工エリアを限定しているアンテナ専門業者です。
残り2社は全国的に提携している業者を紹介するサイトです。
みずほアンテナ
【本店所在地】
東京都品川区
【サービス対応エリア】
関東/関西/東海/中国/九州/東北(宮城県)
【八木式アンテナ設置費用】
16,500円~
【アンテナ修理費用】
11,000円~
【即日対応の有無】
即日対応あり、ただし混雑具合による
【保証年数】
10年
【特徴】
・職人の技量と料金の安さに自信を持っている
・相見積もりにも対応している
・アンテナ専門業者としては歴史があり経営が安定しているといえる
・10年後も経営している可能性が高く、10年保証が無駄になる心配がない
・受付から工事まで自社スタッフが一貫して担当している
・申込時に伝えた内容が工事スタッフにきちんと伝達されており工事当日の混乱がない
・「3階建て」や「屋根裏」設置などの難しい工事も積極的に対応している
・現金、クレジットカード、PayPayなど様々な決済方法が用意されている
・365日営業しており場合によっては夜間や即日対応も可能
電翔
【本店所在地】
埼玉県越谷市
【サービス対応エリア】
関東/東海/関西
【八木式アンテナ設置費用】
22,000円~
【アンテナ修理費用】
要問い合わせ
【即日対応の有無】
要問い合わせ
【保証年数】
5年
【特徴】
・保証期間は同業他社と比較するとやや短め
・業界初の取り組みと謳って、保証が切れる直前に無料点検している
・現金、クレジットカード、PayPayなど様々な決済方法が用意されている
・アンテナ専門業者としては歴史があり、保証期間中に廃業される心配は少ない
・工事費用は同業他社と比較すると全体的に少し割高
・様々なキャンペーンを行っており通常料金より安くなる可能性がある
みんなのアンテナ工事屋さん
【本店所在地】
神奈川県横浜市
【サービス対応エリア】
全国
【八木式アンテナ設置費用】
16,500円~
【アンテナ修理費用】
11,000円〜
【即日対応の有無】
即日対応あり
【保証年数】
8年
【特徴】
・全国を対象としたアンテナ工事の紹介サイトで、日本各地の工事業者と提携している
・大手アンテナ専門業者が対応していない地域でも業者を探すことができる
・業界最安値を掲げて安さに重点を置いてサービスを提供している
・紹介サイトゆえに、紹介料としての仲介手数料が発生して全体的に割高になる
・24時間営業しており、場合によっては即日対応が可能
・到着まで最短30分のサービスを謳っている
ライフテックス
【本店所在地】
東京都杉並区
【サービス対応エリア】
関東/関西/東海/東北(宮城県/山形県)
【八木式アンテナ設置費用】
18,480円~
【アンテナ修理費用】
要問い合わせ
【即日対応の有無】
即日対応あり
【保証年数】
8年
【特徴】
・完全自社施工で自社社員が責任を持って工事を担当する
・年間8,000件の工事実績を誇り、さらにこれまで倒壊した事例がない
・品質や接客を重視しており、料金に対して利用者の満足度が高い
・現金、クレジットカード、PayPayなど様々な決済方法が用意されている
・工事費用は同業他社と比較すると全体的に少し割高
・東北エリアも一部サービスを提供している
アンテナ110番
【本店所在地】
愛知県名古屋市
【サービス対応エリア】
全国
【八木式アンテナ設置費用】
16,500円~
【アンテナ修理費用】
8,800円~
【即日対応の有無】
即日対応あり
【保証年数】
8年
【特徴】
・全国を対象としたアンテナ工事の紹介サイトで、日本各地の工事業者が加盟している
・大手アンテナ業者が対応していない地域でも業者を探すことができる
・加盟店のスタッフが現地へ伺い見積もりを作成する
・出張見積もりは原則無料、ただし、加盟店によっては費用がかかるので注意する
・クレジットカードは一部エリアで使用できず、使用できても手数料がかかる場合がある
・24時間365日体制で受付営業を行っており、場合によっては即日に工事をしてもらえる
テレビアンテナの修理費用の相場は?
テレビアンテナの修理にかかる費用の相場は修理内容ごとに異なります。
修理工事は依頼する業者によって費用が異なる為、費用の詳細を知りたい場合は各業者に直接問い合わせてみましょう。
各業者の相場を知ることで、業者を選ぶ基準の参考にもなるので、できるだけ相見積もりを行いましょう。
修理工事の内容 | 料金相場 |
アンテナの向き調整 | 5,000~20,000円 |
アンテナの立て直し | 10,000~30000円 |
アンテナ撤去・処分 | 10,000~25,000円 |
アンテナ交換 | 35,000~100,000円 |
ブースター設置 | 15,000~30,000円 |
分配・配線工事 | 10,000~25,000円 |
アンテナ交換工事は基本的に、新設工事の料金+撤去費用と考えましょう。
交換工事の場合、アンテナ本体のみを交換するのか、アンテナの土台となる屋根馬や取付け金具、ケーブルなども一緒に交換するのかで料金が変動します。
経年劣化や破損により交換する場合にはアンテナ本体以外の機器も痛みが生じているので一式まるごと交換した方が長期的に見て安く済むケースもあります。
関連記事☞【テレビアンテナ修理の費用相場はいくら?故障原因や業者の選び方を解説】
まとめ
以上がB-CASカードに関するご説明になります。
テレビ映りが悪くなったとき、どこに原因があるのかすぐに判断することは難しいです。
自分で手軽にできるチェックの一つとして、B-CASカードのことを覚えておくと安心です。
エラーコードは基本的にコードとあわせてコードが示す内容も表示されます。
エラーの原因がB-CASカードにあるときは挿し直してみましょう。
そして状況が変わらず、さらに他の原因もわからないときにはアンテナ専門業者みずほアンテナへご相談くださいませ。
ーB-CASカードに関する記事ー
?一部屋だけテレビが映らないときの原因は?アンテナや本体など場所別に対処法を解説