地デジのアンテナを設置するとき、どこへ相談したり工事を依頼したりすればいいのでしょうか。
アンテナ業者に頼むことを決めてもたくさんの業者があって何を基準に選べばいいか迷います。
工事費だけを見て決めていいのでしょうか。
そこで今回は地デジのアンテナ工事について、アンテナ業者の選び方や注意すべき業者など、地デジアンテナの基本的なことからご説明します。
アンテナ業者へ問い合わせるときに確認すべき点もご紹介しますので、問い合わせの前にぜひご覧くださいませ。
まず知っておきたい地デジアンテナの基礎知識
地デジアンテナとは地上波放送を視聴するためのアンテナです。
地上波放送は地上にある電波塔、東京スカイツリーや名古屋テレビ塔、福岡タワーなどから発信される電波を受信して視聴するテレビ番組です。
地デジアンテナには室内用と室外用とありますが、室内用のアンテナを設置できる環境はかなり限られています。
室内用のアンテナはDIYによる設置が比較的に簡単ですが、屋外用だと屋根の上や外壁など主に高所に取り付けるためプロの業者などへ頼むことが一般的です。
室外用のアンテナは八木式アンテナ(UHFアンテナ)、デザインアンテナなどの種類があり、アンテナを設置する環境によって適切なものが異なります。
テレビアンテナには、地デジアンテナに加え衛星放送を受信するBS・CSアンテナもございます。
BS/CSアンテナとは、 通称”パラボラアンテナ”と言われる円盤型のアンテナです。
屋外に設置しますが、設置場所はベランダの手すりや屋根上、外壁面などにも設置できます。
BS/CSアンテナを設置するとディズニーチャンネルや海外ドラマ、スポーツチャンネルなど豊富な番組を楽しめます。
地デジアンテナ工事の費用相場【内容別】
こちらでは、地デジアンテナ工事の費用相場を、新規設置・単体設置工事、交換設置工事、修理・追加・処分など内容別にご紹介します。
新規設置・単体設置工事の費用相場
アンテナを単体で新規設置した場合の相場は、おおよそ35,000~45,000円ほどと言われています。
新規設置工事は土台から施工する必要があり、土台の施工がすでに済んでいる交換工事と比べやや費用がかかることが多いです。
尚、設置費用はアンテナの種類によっても異なります。
アンテナ本体価格の差、設置場所などの違いが関係しています。
こちらでは、アンテナごとの費用についてもご紹介します。
アンテナ種類 | 設置費用平均 |
八木式アンテナ | 35,555円(税込) |
デザインアンテナ | 40,291円(税込) |
BS/CSアンテナ | 27,617円(税込) |
4K8Kアンテナ | 48,271円(税込) |
このように費用差はありますが、地デジアンテナの場合は、外観を損なわないデザインアンテナの設置を希望される方が増えています。
また、BS/CSアンテナに関しても、現在ですと4K8Kチューナー内蔵型テレビが主流になっているため、4K8K対応のBSCSアンテナの需要が高まっています。
BS/CSアンテナは費用の関係で、地デジアンテナ設置から数年経ったあとにあと付で増設されるご家庭も多いです。
地デジアンテナ設置時、BS/CSや4K8Kなどに対応していないブースターや周辺機器を使用されているケースもございます。
このように周辺機器の交換費用も含まれるケースもあり、増設の方が割高になる傾向にあります。
交換設置工事の費用相場
アンテナの交換工事の費用相場は、おおよそ15,000~30,000円ほどと言われています。
先述でも申し上げた通り、交換工事の場合は設置基盤がある状態での工事となりますので、必要な部材や作業工数も減るため新規設置より半額程度の相場となります。
尚、交換費用は新規設置工事同様、アンテナの種類によっても異なります。
アンテナ種類 | 設置費用平均 |
八木式アンテナ | 15,769円(税込) |
デザインアンテナ | 19,166円(税込) |
BS/CSアンテナ | 13,888円(税込) |
4K8Kアンテナ | 16,781円(税込) |
しかし、既存アンテナの撤去や処分費用もかかりますので注意が必要です。
尚、新規設置工事の場合には、デザインアンテナや4K8Kアンテナの設置を希望される方が多いですが、交換工事の場合には、費用の安さが優先し今までと同じ種類のアンテナ設置を希望される方が多いようです。
修理・追加・処分工事の費用相場
従来のアンテナは10年以上、最新のアンテナだと20年以上使用できるように設計されており、かなり丈夫に作られています。
しかし台風や強風で傾いてしまったり、周囲の環境が変わって受信電波が弱くなってしまったりすることは珍しくありません。
そのときには修理が必要ですが、アンテナ業者へ修理を依頼した場合の相場は、7,500~15,000円ほどと言われています。
ただし修理費用はアンテナの立て直しや方向調整、ブースターの設置など修理内容によって異なり一概には言えません。
それでは、修理内容ごとの平均相場もご紹介します。
修理内容 | 設置費用平均 |
角度調整 | 8,939円(税込) |
立て直し | 13,346円(税込) |
ブースター交換 | 19,722円(税込) |
分配・配線工事 | 15,384円(税込) |
撤去・処分費 | 15,129円(税込) |
またアンテナの設置場所が屋根の上の場合には高所作業代が加算されたり、業者によっては出張費がかかったりする場合もあります。
金額については問い合わせのときに必ずチェックしましょう。
台風などによる修理の場合には火災保険が適用される可能性もあります。
詳細は以下の関連記事をご覧くださいませ。
-火災保険に関する記事-
☞【アンテナ修理で知っておきたいこと!火災保険が適用される場合も!】
-修理に関する記事-
☞【アンテナ修理の費用相場は?自分でできる?故障の原因や業者の選び方まてご紹介】
工事内容や設置場所で費用が変わる理由
アンテナの種類が異なるということは、それぞれの設置方法や取り付け部品など変わってきます。
高性能のアンテナは、設置が複雑で時間がかかることがあり、それに伴って費用も高くなることがあります。
また、アンテナを設置する場所によっての価格変動についてですが、地形や状況も費用に影響します。
アンテナの大まかな設置場所には、屋根や壁面、屋内やベランダなどが挙げられます。
それぞれの設置場所の特性によって必要な工具や作業内容が変わり、それが費用に反映されます。
また、入線口から離れた場所にアンテナを設置することもあり、ケーブルを敷設する必要がある場合、その長さや難易度によって工事費用が変わります。
長距離や複雑な敷設は、作業時間と必要な材料の量を増加させるため、費用も上がります。
尚、地域の地形の関係やアンテナの種類によっては高所作業を求められることもあり、追加で費用が発生することもあります。
地デジアンテナの種類と料金相場
先に地デジアンテナには室内用と室外用とあると触れましたが、ここでアンテナの種類とアンテナの価格について説明します。
屋外用のアンテナは業者に工事を依頼することが一般的ですので、アンテナ本体の他に工事費など別途かかることに注意しましょう。
室内用アンテナ | 八木式アンテナ | デザインアンテナ | ユニコーンアンテナ | |
工事費用 | 1,000円~7,000円 | 1万5,000~3万円 | 2万~3万5,000円 | 3万~5万円 |
特徴 | ・受信感度が低く使える地域が限られる |
・受信感度が高く電波が安定している |
・ボックス型で目立ちにくい
・受信感度は八木式アンテナに劣る |
・円柱型でデザインがきれい ・デザインアンテナより電波を受信しやすい
|
種類① 室内用のアンテナ
室内用のアンテナ本体価格は数千円のものもありますが、おおよそ1万円前後です。
室内用のアンテナは、デザイン(見た目)、機能(利得動作)、使用できる環境(電界強度)などでいくつかの種類に分かれています。
中にはブースターが搭載されているものや屋外でも使用できる室内外兼用のものもありますが、どれも基本的には工事不要であり、ご自身で設置ができます。
最近は卓上型ではなく、「ペーパーアンテナ」と呼ばれる窓や壁に貼れる種類もあります。
-室内アンテナの関連記事-
☞【室内アンテナのおすすめ人気ランキング15選!選び方はもちろん、メリット・デメリットを紹介】
種類② 八木式アンテナ
ここから3つは屋外用のアンテナです。
八木式アンテナ本体も数千円のものもありますが、おおよそ1万円前後です。
価格に幅があるのはアンテナの受信能力やタイプの違いが大きな理由です。
電波を受信する部分は素子といい、一般家庭には14素子か20素子を利用しますが、当然性能が高くなるほど価格も上がります。
タイプについて、設置場所が屋根の上か軒先かでも種類が異なりますし、豪雪地帯に特化した雪害用や海岸沿いに特化した塩害用などもあり、さらにステンレス製のものあります。
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種類③ デザインアンテナ
デザインアンテナ単体はおおよそ8,500円から20,000円です。
デザインアンテナも八木式アンテナ同様、素子の種類によって価格に幅がありますが、八木式アンテナに比べて全体的に相場は割高です。
デザインアンテナは八木式アンテナに比べて電波環境に恵まれた場合に使用でき、主に20素子のタイプが選ばれています。
外壁に設置することが想定され、何色か用意されており基本的に色による価格の差はありません。
-デザインアンテナの関連記事-
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種類④ ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナ単体はおおよそ7,000円から20,000円です。
ユニコーンは架空の動物で日本語には一角獣とも訳されますが、ユニコーンアンテナとはユニコーンの一角のようなポール状のアンテナです。
ユニコーンアンテナを屋根に設置したときの電波の受信能力は、20素子のデザインアンテナを壁面に設置したときと同等とされています。
地デジアンテナ工事費用の内訳は?
上記ではアンテナ本体の種類や価格について触れましたが、実際にアンテナを設置するときにはアンテナ本体の他にも必要な部品があり、さらに、業者へ工事を依頼すると工事費がかかります。
必要な部品はアンテナを設置する場所や電波環境により異なり、工事費には出張費や高所作業代などがあります。
ここでは主な部品や工事費についてご説明します。
出張費
出張費を不要としている業者もありますが、かかる場合には3,000円から10,000円が相場のようです。
工事の有無にかかわらず見積もりによる訪問で出張費を請求する業者もいます。
出張費不要と謳っている業者の中には、工事の有無に関わらず完全無料という業者がいたり、見積もり当日に工事を行う場合に限り出張費不要という業者がいたりします。
事後確認によるトラブルが多い項目ですので、問い合わせのときに必ず確認しましょう。
高所作業費
高所作業費はアンテナの設置場所によってかかります。
アンテナを設置する場所は電波環境や家の構造により異なります。
屋根の上に設置する場合や2階以上の壁面部分に設置する場合、屋根裏に設置する場合には高所作業にあたるとして工事費とは別に請求する業者が多く見られます。
3階以上の高さに設置する場合、2階までに使用する梯子よりも長くなり高所作業費も上がります。
また業者によっては高所作業車の使用や足場を組むといった理由で高所作業費が跳ね上がる場合もあります。
部材① 屋根馬
屋根馬は八木式アンテナを垂直に固定するときに必要な土台となる部品です。
価格はおおよそ数千円~2万円前後です。
価格の幅がある主な理由は、設置する屋根馬のサイズや塗装の違いです。
屋根馬はアンテナを屋根の上に設置する際に用いることが多く、屋根のサイズに合わせて屋根馬も大・中・小のサイズが展開されています。
屋根馬の塗装によって錆への耐久性が異なるので、沿岸地域には耐久性が高いものが適しています。
部材② アンテナマスト
アンテナマストとは八木式アンテナを固定するときに必要なセンターポールです。
簡単にいうと八木式アンテナと屋根馬の間を繋ぐ棒です。
ただし壁面の設置工事にも使用されるときもあります。
価格は3,600円から180,000円と種類によって大きく異なります。
種類は長さ、太さ、強度、錆への耐性などにより分かれています。
長さは2.4mから5.5mまで小刻みに用意されています。
部材③ ワイヤー
ワイヤーはアンテナマストを固定するための支線(ステーワイヤー)です。
アンテナマストの四方へ張り、アンテナ本体の固定強度を高めます。
素材はステンレス製がおすすめです。
ステンレス製だと錆に強く、長期的な使用にも安心できます。
ステンレス製のワイヤーの価格は、30mで2,000円前後が目安です。
長さによって価格が異なります。
部材④ ケーブル
ケーブルとは電波を室内のアンテナ端子まで繋ぐ同軸ケーブルです。
アンテナからアンテナ端子(テレビ)までの距離によって必要な長さが異なり、価格にも影響します。
目安として、1mにつき数十円から数百円です。
長さだけでなく太さにも種類があり、2Cケーブルは短距離用、4Cケーブルは中距離用、5Cケーブルは長距離用とされています。
太いケーブルほど電波が伝わりやすく、細いケーブルだと電波の伝送ロスが大きいとされています。
また4Kに対応したケーブルもあります。
部材⑤ ブースター
ブースターは増幅器ともいい、テレビ信号を増幅する機器です。
地上波放送は地上にある電波塔から電波が送信されますが、電波はアンテナが受信して、その後にケーブルや分配器などの機器を介して各テレビへ送られます。
ブースターはアンテナとテレビの間に設置して減衰した電波を強くします。
結果としてテレビへ届けられる電波が強くなりテレビの映りが向上します。
そのため、電波の弱い地域での対策やテレビを増やす場合や移動させる際に取り付けることもございます。
ブースターはおおむね7,000円から20,000円です。
BS/CS放送や4Kにも対応する混合ブースターの場合は価格が上がります。
部材⑥ 混合器
混合器は地上波放送とBS/CS放送を両方視聴するときに必要になります。
地デジアンテナとBS/CSアンテナはそれぞれのアンテナでそれぞれの電波を受信しますが、電波をテレビまで1本のケーブルで伝送するときがあります。
そのときに混合器が2種類の電波をまとめます。
2種類のアンテナがあってもケーブルを使い分けるときには混合器は必要ありません。
混合器の価格は数百円から10,000円まであり、機能により価格に幅が生じています。
部材⑦ 分波器
分波器も混合器同様、地上波放送とBS/CS放送と両方とも視聴するときに必要になりますが、分波器は混合器を使用した場合に使用するものです。
地上波とBS/CSの電波を混合器で合わせたとき、テレビへ届けるまでに電波を分けて本来の状態へ戻す必要があり分波器を使います。
なお分波器は混合器の機能を備えているものが主流で、1台で2つの役割を果たします。
分波器の価格は数百円から5,000円まであります。
なお混合器も分波器も地上波放送とBS/CS放送に限らず、2種類の電波を受信して視聴する場合に用いるため、地上波放送だけでも2種類の電波を受信するときには必要になります。
部材⑧ 分配器
分配器は電波を分配する機器です。
テレビを複数台所有しているとき、分配器を設置すると1台のアンテナで受信した電波を複数台のテレビで共有できます。
分配器を設置しないと1台のテレビにつき1台のアンテナが必要になります。
分配器は分配する数によって種類が分かれており、テレビの所有台数など必要に応じて選びます。
一般的には2分配器や4分配器が使用されます。
価格には幅があり、数百円から10,000円まであります。
地デジアンテナ工事の流れと所要時間は?
地デジアンテナ工事を業者に依頼する時の流れや工事の所要時間についてご説明します。
設置するアンテナの種類や設置場所、現地の環境や電波状況によって異なるため、ここでは一般的な地デジのアンテナ工事を想定します。
工事の内容
アンテナ工事は大まかにいうと、アンテナを設置し、アンテナとテレビをケーブルや周辺機器で繋ぎ、アンテナが受信した電波をテレビへ送り地デジ放送を視聴できるようにする工事です。
もう少し具体的に説明すると、アンテナ設置の前にまず電波測定を行い電波の環境を把握します。
電波環境に合わせたアンテナ本体や周辺機器を確認して、アンテナ設置へ進みます。
アンテナ本体の設置後に、テレビまで繋ぐケーブル配線を室内へ引込み作業をしたり、ブースターや分配器などの周辺機器を取り付けたりしてテレビ映りを調整します。
工事の流れ
アンテナ工事の流れは業者によって異なりますので、ここでは理想的な工事の流れをご紹介します。
問い合わせで工事費用の概算見積り額を把握
*問い合わせは電話、メール、業者によってはLINEでも行っています
*問い合わせでは、住所、築年数、家の構造、希望するアンテナ、工事の希望日程などが聞かれます
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工事日に電波測定や環境調査を行ったあとに正式な見積もりを確認
*見積もりを有料で行っている業者もありますので、見積もりを依頼する際には必ず確認しましょう
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最終的な見積もりで工事を依頼するかどうか意思表示(契約)
*工事のあとに見積もりにない項目で追加請求する業者もいるので前もって確認しましょう
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契約により工事へ進む
*立会いが必要になりますが、工事スタッフに付いて回る必要はありません
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テレビがある場合は設置工事のあとにテレビ映りを一緒に確認
*チャンネル設定をサービスで行う業者もいます
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工事がすべて終わったあとに見積もり通りの金額で請求を受けて支払い
*現金だけでなくキャッシュレシュ決済に対応している業者もあります
*保証は業者によって有無や保証年数、保証内容が異なるので不明点は確認しましょう
*工事費を支払い保証内容を確認したら、全ての作業が完了です
工事の所要時間
地デジアンテナ設置にかかる時間は、アンテナを設置する場所や所有するテレビの台数など工事内容によって幅が生じます。
おおよそ1時間30分から3時間が目安です。
屋根の上に設置する工事やテレビ台数が多い場合は、余裕をもって工事に立ち会えるように日程を調整することをおすすめします。
八木式アンテナを屋根の上に設置する場合、アンテナを屋根馬という台に載せてワイヤーで固定するため多くの部品を高所へ運ぶ必要があります。
テレビ台数が多い場合には各アンテナ端子で電波の受信状況を確認するため時間がかかります。
地デジアンテナ工事のよくある質問
よくある質問① アンテナはDIYがお得?
自力でアンテナ工事を行うことができれば、アンテナ本体や部品など機器の金額だけで済むため、最も安上がりな方法といえます。
しかし決しておすすめはできません。
部品一つにしてもたくさんの種類があります。
素人が適切なものを選んで正しく取り付けられるでしょうか。
間違った部品を使うとテレビ映りの質が落ちたり、テレビなどの機器へ悪影響を及ぼしたりすることもあります。
アンテナの設置場所は基本的に高所です。
高い場所へ上がって慣れない作業をして、自分自身が落下したり、アンテナなどを落としたりする危険性は非常に高く事故に繋がりやすいです。
安易な考えによるDIYは避けるべきです。
よくある質問② アンテナ設置かそれ以外の方法か?
地上波放送の視聴にはアンテナを設置する以外にも光回線やケーブルテレビの方法もあります。
光回線の場合にはインターネット契約を優先していたり、ケーブルテレビの場合にはケーブルテレビで視聴したい番組があったりと明確な目的がある方に対して、なんとなく契約されている方もいらっしゃると思います。
光回線やケーブルテレビの場合には毎月の利用料がかかるため、月々の固定費を減らしたい方にはアンテナ設置がおすすめです。
アンテナ設置には初期費用がかかりますが、一度設置してしまえば20年以上と長く使えて、アンテナ業者によっては10年もの保証期間を設けているところもあります。
よくある質問③ 自宅の電波状況を知るには?
電波環境によって最適なアンテナの種類が異なるためご自宅の電波状況は重要です。
正確な測定にはチェッカーという機械を使用しますが、簡易な確認程度であればご自身でも行うことができます。
ご近所を見てどのようなアンテナが設置されているか確認しましょう。
デザインアンテナが設置されていると電波環境に恵まれておりご自宅にも設置できる可能性が高いといえます。
ただし、実際には周囲の環境やアンテナを設置する場所によって戸別に異なるため参考程度にとどめておきましょう。
アンテナ工事業者の選び方
アンテナの設置は以下のように、さまざまな業者に依頼できます。
・家電量販店(ヤマダ電機、ケーズデンキ、エディオンなど)
・ホームセンター(カインズホームなど)
・ハウスメーカーや工務店
・個人経営の電気店
アンテナ工事は様々な業者で取り扱われていますが、アンテナ工事はやはり専門業者への依頼がおすすめです。
その理由は以下の通りです。
✓アンテナに特化した知識と工事実績が豊富
✓アフターフォローが手厚い
アンテナ工事専門業者に依頼した場合、高度な技術を持っているため、安心して利用できます。
また、アンテナ専門業者では最悪電波を受信できない場合は料金がかからないこともあり、電波が弱い地域に住んでいてもアンテナ設置をリスクなしで試みることもできます。
アンテナ専門業者はインターネットなどで調べ探せますが、工事費用やアフターフォロー内容、技術レベルなどもそれぞれ異なります。
そのため、業者も多くどの業者に頼めばいいか迷う方も多いです。
そこで、こちらではアンテナ工事業者の選ぶ上で重要なポイントを7つご紹介します。
選び方① アンテナ工事に精通しているか
アンテナ工事に詳しいことは最も大切です。
アンテナ工事を請け負うからといって必ずしも専門的な知識が豊富とは限りません。
アンテナを設置するときの中で最も多い場面は新築を建てたときです。
工務店やハウスメーカーがあわせてアンテナ設置を受けてくれることもあります。
しかし実際に工事を担うのは下請け業者であり、技術が未熟な場合もしばしばあります。
選び方② 価格
アンテナ工事は工務店のほか、家電量販店や電器屋、ホームセンターでも受け付けています。
しかし実際に工事を担うのはほとんどが委託された業者であり、中間手数料が発生して価格は割高になります。
割高で技術が未熟では何もいいことがありません。
餅は餅屋というようにアンテナ工事はアンテナ業者がおすすめです。
残念ながらアンテナ業者の中にも未熟な技術の業者やいい加減な業者はいますが、アンテナ業者同士を比較して見極めることができます。
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☞【新築のテレビアンテナ工事はどこに頼むのがおすすめ?選び方や費用を解説!】
選び方③ 料金体系が明確か
ホームページを見たり問い合わせたりすると料金体系が公にされているか知ることができます。
料金がいつから発生するのか?訪問による見積もりに料金はかかるのか?
などを明確にしている業者が安心です。
料金体系を誤魔化すような業者は危険です。
問い合わせをすると料金には触れず訪問調査を進めようとするような業者もいます。
悪徳な業者も潜んでいることを前提に依頼する前にしっかり確認しましょう。
選び方④ 対応しているエリアはどうか
アンテナ専門業者の規模はそれぞれ異なります。
地域限定でサービスを提供している業者から、全国区で展開している大きな業者もあります。
まずは、ご自分のお住まいの地域が対応している業者を探しましょう。
規模の大きい業者の方が設置工事が安い傾向にあります。
安かろう悪かろうと思われる方もいらっしゃいますが、メーカーから大量仕入れができることから低価格を実現できる、下請け業者を使わないため仲介手数料をカットできるなどの理由であることがほとんどです。
大切なことは、それぞれの業者をしっかりと比較し、ご自分の要望にあった業者を見つけることです。
選び方⑤ 支払い方法はどうか
工事費の支払い方法は業者によって異なります。
現金のみ対応の業者もあれば、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレスなど様々な支払い方法を用意している業者もあります。
ポイントを貯めている決済方法を選ぶことができれば、実際の支払い金額よりお得になります。
たかが支払い方法と思われる方もいらっしゃいますが、クレジットカードの使用の可否は業者の信用度の目安でもあります。
クレジットカード決済の対応には、クレジットカード各社の審査に通る必要があります。
審査では、設立年数、実績や倒産の可能性などが見られますので、その分信頼度も高くなるということです。
選び方⑥ 納得できる保証内容か
最近では、アフターケアが充実した業者が増えています。
保証期間を設けている業者も多く、保証内容や保証期間なども業者ごとに異なります。
アンテナの故障や不具合は予測することはできません。
いつか突然トラブルは巡ってきますので、365日即日で対応している業者を選ぶ事も大切です。
また、小規模な業者の場合、台風などの自然災害がおきやすい時期ですと、修理をお願いしても工事スタッフが限られることから、予約がとれないケースも少なくありません。
従って、トラブル時に即日で対応をお願いしたい方ですと、ある程度の大手の業者にお願いすることをおすすめします。
一点、悪徳な業者は保証について説明しながらも保証書を渡さず、結局保証による施工を請けないケースもあるので注意が必要です。
選び方⑦ 実績は豊富か
実績を重視して選ぶことも大切です。
長年の実績は、安価な工事費や工事スタッフの高い技量、サービスの充実さの表れです。
また、前述でも触れましたが、最近では多くの業者が保証期間を設けており5~10年間の保証が付きます。
一方で保証期間内に廃業する業者も実在します。
いくら保証期間が長くとも、業者が廃業してしまっては保証も意味を持ちません。
利用者の口コミや評判、保証サービスの実績なども参考にしながら、信頼できる業者であるかしっかりと見極めましょう。
アンテナ工事業者を選ぶ際の注意点
どのようなアンテナ業者に注意すべきかご説明します。
問い合わせ時に即日の契約を迫ってきたり、希望する工事について話が終わらないうちに工事の予約を入れられたりする業者はおすすめできません。
工事時に見積もりも出さずに工事を始めたり、工事のあとに見積もりにない項目で請求したりする業者も危険です。
素人相手に専門用語を使う業者も信用なりません。
小さなことでも違和感を抱いたらその場で断りましょう。
最善策は相見積もりをとることです。
3社か4社か選び、比較しましょう。
急いでアンテナ工事をお願いしたい場合には相見積もりを省きたいかも知れませんが、業者によってはメールやLINEでも受け付けており簡単に問い合わせることができるので、手間を惜しまないことをおすすめします。
地デジアンテナ工事なら「みずほアンテナ」に!
アンテナ工事のことならみずほアンテナにお任せくださいませ。
みずほアンテナはアンテナ工事に関する技術に自信を持っています。
地デジアンテナの場合、屋根の上や屋根裏など設置場所が多岐に渡り、職人の技術よって工事の完成度にかなり差が生じます。
みずほアンテナンテナでは同業他社からアンテナ設置不可と断られた工事を請け負うこともあります。
他社が設置したアンテナでテレビ映りが悪く修理を行うこともあります。
弊社では自社スタッフのため中間手数料が発生せず、安価な見積もりを実現しています。
相見積もりも大歓迎ですので、他社をご検討中の方もぜひ一度みずほアンテナへお問い合わせくださいませ。
みずほアンテナの施工事例
・施工エリア:兵庫県神戸市西区 ・アンテナ種類/カラー:デザインアンテナ/ブラック ・設置位置:外壁 ・施工内容:屋根の上に設置しても設置できる高さに限界があり、電波に恵まれない地域では設置できない場合があります。
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しかし、こちらの事例の場合、電波環境などの調査の結果デザインアンテナの設置が可能と判断し工事を行いました。
白い壁と同色の白色のアンテナを設置することで外壁に馴染む仕上がりとなっています。
外壁のアンテナの色を合わせるとご邸宅の世界観を壊さずにアンテナを設置することができます。
まとめ
以上、地デジアンテナの工事について説明してきました。
アンテナ設置は自分で行うと確かに安いですが、危険が伴いますので賢明な判断が求められます。
アンテナ業者の中にはプロとはいえないいい加減な業者も散見されますので、注意すべき業者に騙されないよう心がけていただければ希望通りかそれ以上のアンテナ工事を行ってくれる業者が見つかるはずです。
みずほアンテナは技術や価格に自信を持っています。
アンテナ設置や修理などアンテナに関することならお任せくださいませ。
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