こちらの記事では、衛星放送(BS/CS)アンテナの選び方とその設置手順について詳しく解説していきます。
BS/CS放送を視聴されたい場合、対応している円盤型のアンテナを取り付ける必要があります。
衛星放送用のアンテナは、通称”パラボラアンテナ”と言われるアンテナです。
アンテナの他にも必要なものがありますが、何が必要なのか一見難しいように感じますが意外とシンプルです。
今回はBS/CS放送を見るために必要なものやそのポイントをご紹介しますので、参考にしてみてください。
衛星放送(BS/CS放送)とは
衛生放送といわれるBS放送やCS放送は、上空36,000kmにある人工衛星から、家庭に設置されている各アンテナに電波を送り放送内容を視聴できるようになっています。
BS放送は一般家庭で視聴することを目的とした放送で、東経110°の方角にある放送衛星を利用しています。
BSを放送のチャンネルは、地上デジタル放送に似ています。
一方、CS放送はスポーツ番組や映画など専門性の高いチャンネルが多いことが特徴と言えます。
衛星放送(BS/CS放送)を見るには何が必要?
こちらでは、BS/CS放送BS/CS放送を視聴するために、必要な準備について詳しくご紹介していきます。
衛星放送(BS/CS)アンテナ
BS/CS放送を視聴するためには、BS/CSアンテナを取り付ける必要があります。
BS/CSアンテナとは円盤型のアンテナで、通称”パラボラアンテナ”と言われています。
ベランダや屋根上に設置されているアンテナを見かけたことがあるという方も多いのでしょう。
BS/CSアンテナは、人工衛星から届けられた電波を受信する役割を持ちます。
BS/CSアンテナは、視聴したいチャンネルによってアンテナの種類が異なります。
2018年からスタートした4K8K放送をご覧いただくためには、4K8K対応の衛星放送用アンテナを設置する必要があります。
現在ですと4K8Kチューナー内蔵型テレビが主流になっているため、4K8K対応のBSCSアンテナを設置されるご家庭も増えてきています。
テレビ・チューナー
BS/CS放送を視聴するためには、専用のテレビやチューナーも必要です。
最近では、テレビにチューナーが内蔵されている商品が一般的となっています。
ご自宅のテレビにチューナーが内蔵されているかどうか分からないという方は、テレビのリモコンで確認できます。
リモコンにBSやCSのボタンがあればテレビにチューナーが内蔵されています。
分波器・分配器
分波器は、アンテナの電波の種類を分ける装置です。
BSアンテナとテレビを直接同軸ケーブルでつなぐ場合には必要ありません。
BSアンテナと地デジアンテナの電波が混ざっている場合、分波器を使用します。
分配器は、電波の量を分ける装置でテレビが1台だけというご家庭では必要ありません。
しかし、複数台のテレビがあるケースでは、電波を分ける分配器が必要になります。
設置に必要な道具
BS/CSアンテナを設置するにあたり、必要な道具をご紹介します。
【必要な道具】
・スパナ
・めがねレンチ
・結束バンドミ
・ハサミ(結束バンドを切るもの)
・方位磁石(アプリでも代用可能)
・落下防止用のヒモ(ビニールひもやロープでも代用可能)
・水平器(定規、五円玉を通したヒモでも代用可能)
これらの道具は、たいてい百円均一やホームセンターなどで購入できます。
なお、BS/CSアンテナには必要な道具がセットになっている製品もあります。
その場合、同軸ケーブルやベランダ取付金具、防水キャップ、F型接栓などの道具が含まれているケースもあります。
アンテナの道具に詳しくない方にはこのようなセット製品がお勧めです。
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☞【【BS/CS放送を見るには?必要な機器や費用について解説】
衛星放送(BS/CS)アンテナの選び方と購入ポイント
購入ポイント①:取り付け金具が付属されているかどうか
BSアンテナを設置するためには専用の取り付け金具が必要になります。
取付金具は、アンテナの商品によっては、金具が付属しているものと付属されていないものがあります。
BSアンテナに付属されている取り付け金具のほとんどは、ベランダの手すりに設置できるタイプの金具です。
しかし、周辺環境によってベランダに設置できないケースもあります。
BSアンテナは、ベランダの他にも外壁や屋根上に設置することもできます。
そのため、ベランダに設置する場合でしたら付属の金具で対応できますが、設置場所によっては別途取付金具の購入が必要になることもあります。
室内用のBSアンテナを設置する場合には、専用のスタンドが必要になりますが、室内用のスタンドは基本的に付属されておりません。
従って、室内に設置する場合も別途購入する必要がございます。
取付金具を別売りで購入する場合、短品価格相場は約3千円ほどで、室内用のスタンドは5千円ほどします。
購入ポイント②:アンテナの大きさ
BC/CSアンテナの一般的な大きさは、直径45センチメートルほどです。
45形・45型などと記載されているものが該当します。
サイズ感としては、乗用車のハンドルのサイズが大体35~40センチくらいなので、それより一回り大きいサイズと言えます。
BC/CSアンテナは、衛星から届く電波をキャッチしてテレビに映像を映すので、電波を捕らえる円盤部分が大きいほどテレビ映りはよくなります。
中には、90センチメートル(90形・型)と大きなBC/CSアンテナもございますが、一般家庭向きではありません。
90形になるとアンテナ本体価格は10万円以上となり、アンテナの大きさも3人用のちゃぶ台ほどのサイズ感になるため、設置場所なども限られます。
そのため、90形は集合住宅などで使用する共同用のアンテナとなります。
大きさと価格のバランスを考えると、一般家庭では直径45センチメートルの製品が丁度よいサイズですが、雨の影響が気になるという方は50センチメートルのアンテナでもよいでしょう。
購入ポイント③:アンテナの種類
BS/CSアンテナには2K・4K・8K・CS対応とそれぞれございますが、あまり気にする必要はありません。
従来は2K放送でしたが、2018年12月からより映像の美しい4K・8K放送が始まりました。
現在ではアンテナに限らず、チューナー内蔵型テレビも4K8Kが主流になっております。
従って、最近販売されている一般家庭用BS/CSアンテナは、ほとんどが2K・4K・8K対応となっています。
4K・8K非対応の古いアンテナを利用される場合であっても、ほとんどのBS・CS放送を問題なく視聴できます。
しかし、4K8K放送をご覧いただくには4K8K対応のアンテナとテレビが必要になりますので、その場合には「4K・8K」と記載されているアンテナであるかどうか確認しておきましょう。
また、CS放送の中で「スカパー!プレミアムサービス」だけは、3波対応のアンテナ設置が必要になりますので、視聴を希望される方は注意が必要です。
衛星放送(BS/CS)アンテナを設置する前の確認事項
こちらでは、BS/CSアンテナを設置する前に確認しておくべき事項について、詳しくご紹介していきます。
アンテナを設置する方向を確認する
BSアンテナは衛星から電波を受信するため、南西にある衛星とご自宅に設置しているアンテナの間に障害物がないことが大切です。
設置場所は南西の空に向けますが、ベランダに設置する場合ですと昼の2時に日の当たる場所が最適な場所となります。
季節によって太陽の位置は変わりますが、おおよそ3月の春分・9月の秋分の日を基準とし昼2時に日の光が当たる場所を探しましょう。
また、電波は障害物の少ない上の階の方が入りやすくなります。
従って、1階より2階、2階より3階の方が設置場所としては適しています。
尚、衛星と地上のアンテナの間に樹木がある場合には注意が必要です。
冬は影響が少ないですが、夏になると成長した葉が遮断物となり映りが悪くなることもあります。
テレビやレコーダーにBS端子があるか確認する
BS/CSアンテナ設置をする前には、テレビの背面にある差し込み端子を必ず確認して下さい。
「BS・110度CS入力」専用の差し込み口が見当たらない場合、BS放送を視聴することはできません。
また、外付けのHDレコーダーを利用されている方も、同じように「BS・110度CS入力」専用の差し込み口があるか確認しましょう。
BSやBS110°CSの端子には、室内に引き込んだ同軸ケーブルを差し込みます。
同軸ケーブルの引きこむ方法は色々ありますが、エアコンのダクト穴からの引き込む方法が最も手間がかからず見た目もキレイです。
同軸ケーブルをテレビのBS端子に接続し、テレビの電源をつけ放送受信の設定を行うことで、BS/CS放送の視聴が可能となります。
アンテナの設置条件を確認する
BSアンテナをベランダに設置する場合、いくつかの条件がありますので、設置前に予め以下項目を確認しておきましょう。
・賃貸住宅のベランダに設置する場合には、BSアンテナ設置について管理会社や大家さんに伝え設置許可を取る
賃貸住宅の場合、ベランダにアンテナ設置することが禁止されているケースもございます。
そのため、予め設置が可能かどうか確認するようにしましょう。
・アンテナの落下事故を防ぐため、落下防止ひもの使用や他者の協力など対策を行う
万が一、アンテナの本体や金具が落下した場合、建物の破損してしまったり、通行人へ危害を加える危険性がございます。
きちんとした安全対策を行った上で設置するようにしましょう。
・手すりにゆがみやぐらつきがない
手すりに何らかの不具合が確認できた場合には、設置場所を変えるなどの対策が必要となります。
室内に設置する場合は障害物がないか確認する
BSアンテナを室内に設置する際、屋外に設置する場合と同様、昼の2時に日の当たる場所に設置する必要があります。
加えて、障害物がないこと場所を下がすことが大切です。
こちらでは、どのような場所が適しているか詳しくご紹介していきます。
①南西の空に向け昼の2時に日の当たる窓際付近
②衛星放送アンテナの向きと昼の2時に日の当たる向きの間で人の出入りが少ない場所
③雨戸の開閉が多い部屋や雨戸を閉めっぱなしにしている部屋は避ける
④防火窓に鉄線の入っている部屋
窓際付近は最も電波が入りやすいため、BSアンテナの設置場所として窓際はベストな選択です。
BSアンテナは、アンテナの角度が数ミリズレるだけでも電波受信ができなくなり、テレビ視聴ができなくなります。
日常生活の振動やズレやぶつかってしまうリスクを下げるためにも、なるべく人の出入りが少ない場所や部屋を選ぶようにしましょう。
さらに、ガラスや木材などには電波は通過しますが、アルミや鉄など金属製品は電波を跳ね返す性質があります。
そのため、鉄線の入っている防火窓などは避けるようにしましょう。
衛星放送(BC/CS)アンテナを設置する手順
こちらでは、衛星放送(BC/CS)アンテナを設置する手順を5ステップ分けて、詳しくご紹介していきます。
手順①:取り付け金具をつける
こちらでは、BS/CSアンテナ専用の取り付け金具をベランダ手すりに取り付る工程を詳しくご紹介していきます。
・落下防止のため、専用の紐で取り付け金具と手すりを結びます。
・平器や定規を使い、取付金具が手すりに対し水平になるよう取り付けます。
ベランダ専用の取り付け金具は、格子の手すり・円柱状の手すりのどちらでも設置可能です。
また、当て板の固定向きですが、手すりによって縦の向きに当てる場合もあれば、横向きで固定することもあります。
取り付け金具の固定ですが、最終的に金具のポール部分が地面と垂直であれば完璧です。
金具の取り付け時には平器や定規を使いますが、手元にない場合には紐を通した五円玉と並べて確認することともできます。
手順②:アンテナ本体の組み立て
BS/CSアンテナには、以下のような付属品がついています。
・反射板
・コンバーターアーム
・防水キャップ
・F形接栓
・固定バンド
これらを以下のように組み立てていきます。
①アンテナ本体の反射板とコンバーターアームを接続する
②アンテナ本体の反射板とコンバーターアームをボルトで固定する
③防水キャップをはめた同軸ケーブルを、コンバーターに接続する
同軸ケーブルを接続する際には、以下2点を注意しながら行いましょう。
・防水キャップの周りにはビニールテープを巻かないようにしましょう。
ビニールテープを巻くことでテープないに水が溜まりやすくなり、故障の原因となります。
・同軸ケーブルを引っ張りすぎると、ケーブル先端にすき間ができ水が入る危険性があります。
そのため、同軸ケーブルは少したわませるようにしましょう。
手順③:取り付け金具にアンテナ本体をつける
取り付け金具のポール部分にアンテナ本体を接続します。
後程、BSアンテナを向ける角度や方角を調整するため、この段階ではしっかりと固定せずに仮固定程度にボルトを締めます。
仮固定後、まずはアンテナ本体の仰角と方位角を調整していきます。
まず仰角を調整しますが、仰角とはBSアンテナを空に向ける角度のことです。
仰角は、お住まいの地域によってその角度が微妙に異なります。
いくつかの地域を抜粋してご案内すると、仰角は以下の通りです。
BSアンテナの取扱説明書にも記載されておりますので、お住まいの地域の仰角を調べるようにしましょう。
地域 | 仰角 |
東京都 | 38.0度 |
愛知県 | 40.1度 |
大阪府 | 41.5度 |
兵庫県 | 41.6度 |
北海道(札幌) | 31.2度 |
北海道(稚内) | 29.1度 |
方位角の調整も行いますが、方位角は東西南北を指します。
方位角はスマートフォンアプリや方位磁石を使って調べることができ、こちらは全地域共通で【南西】に向け調整します。
手順④:同軸ケーブルを引き込みテレビの端子に差し込む
室内に同軸ケーブルを引き込み、テレビの「BSやBS110°CS」の端子に軸ケーブルを差し込みます。
同軸ケーブルの引き込み方には、以下のような方法があります。
・エアコンのダクト穴から同軸ケーブルを引き込む
・換気口のサッシから同軸ケーブルを引き込む
・常に少しだけ窓を開けた状態に保ち、同軸ケーブルを引き込む
・隙間ケーブルを使って引き込む
上記引き込み方法の中で一番手間がかからない方法は、エアコンのダクト穴から引き込む手段です。
穴をあける必要もありませんので、見た目もキレイです。
しかし、設置場所付近にエアコンのダクト穴が無いケースもあります。
そのような場合、隙間ケーブルが便利です。
隙間ケーブルは安い物で500円程度で、窓や扉の間にはさんで簡単に使用できます。
デメリットとしては、ケーブルが長くなることで中継栓が多くなり、電波が弱くなる傾向がありますのでむやみに使わず使用部分は最低限の長さに限定しましょう。
いずれも、引き込んだ同軸ケーブルをテレビのBS端子に接続し、テレビで放送受信の設定を行えば視聴できるようになります。
手順⑤:アンテナレベルを確認しながら向きの調整
アンテナレベルを確認しながら、アンテナ本体の向きを調節していきます。
アンテナレベルは、テレビの電源をつけ放送受信の設定をおこなうことで確認できます。
放送受信の設定手順はテレビによって異なりますが、おおよそ以下の通りです。
詳しくは、テレビの説明書やメーカーの公式サイトでもご確認頂けます。
①テレビのホーム画面、もしくはリモコンから設定画面を選ぶ
②アンテナ設定、放送受信設定を選ぶ
③BS・CS設定を選ぶ
④無料放送にチャンネルを合わせ、アンテナレベルを確認する
⑤アンテナ設定をONにする
アンテナレベルを確認しながら、アンテナ本体の向きを微調整していきます。
1人での作業となると行ったり来たりと手間がかかりますので、2人での作業がお勧めです。
1人がアンテナレベルを確認し支持を出しながら、もう1人がアンテナの調整を行うと作業がスムーズです。
アンテナレベルが推奨値、もしくは最大や良好と表示されれば調整完了です。
仮止めしていた本体のボルトをきつく締め、しっかりと固定しましょう。
衛星放送(BS/CS)アンテナの設置にかかる費用
BS/CSアンテナ単体の設置の相場は、12,000円~20,000円(税込)程です。
BS/CSアンテナは、分配の有無や設置場所によって費用が異なります。
分配数ですが、BS/CS放送を一部屋で見られれば良い場合(分配無)では、「15,000円」前後となります。
一方、全てのテレビ端子にBS/CSを繋げる場合(分配有)では、「60,000円」前後を大きく費用は変動します。
分配有のケースでは、工事が大掛かりになることから高額となります。
そのため、BS/CSアンテナは視聴したい部屋の数を踏まえて検討しましょう。
また、CS放送では有料チャンネルとなりますので、視聴したい番組が何かプランを決めて依頼することをお勧めします。
また、最近では4K8K対応のBS/CSアンテナを設置される方も増えてきています。
4K8K対応のBS/CSアンテナの場合、通常のBS/CSアンテナ工事より費用はやや高額となります。
衛星放送(BS/CS)に使う同軸ケーブルの選び方
BSアンテナを設置する上で、同軸ケーブルは欠かせません。
また、人によっては分波器や分配器、BSチューナーなどが必要になることもあります。
こちらでは、同軸ケーブル、分波器や分配器、BSチューナーの選び方について詳しくご紹介していきます。
1.同軸ケーブルの選び方
同軸ケーブルとはテレビとBS/CSアンテナを繋ぐケーブルのことで、BS/CSアンテナを設置する上で欠かせません。
同軸ケーブルの選び方を3つに分けてご紹介します。
①端子の形
テレビ入力端子の形には下向き・背面・横向きなどがあり、それぞれの端子の形に合ったタイプを選びましょう。
テレビ入力端子の形 | ケーブルタイプ |
下向き | ストレートタイプ |
背面・横向き | L型端子 |
②太さ
同軸ケーブルの太さは【数字+C】で表記されています。
最適な太さは使用場所によって異なりますが、家庭用で使用する場合には4Cのケーブルがお勧めです。
屋外での使用の場合には、太さではなく屋外用のケーブルを揃えるようにしましょう。
③長さ
同軸ケーブルは長ければ良いというものではありません。
ケーブルが長いほど電波が弱まりテレビ映りが悪くなります。
従って、必要な最短の長さを測り購入するようにしましょう。
2.分波器・分配器の選び方
分波器は、アンテナの電波の種類を分ける装置です。
BSアンテナから直にテレビを接続している場合では分波器不要ですが、BSアンテナと地デジアンテナの電波が混ざっている場合には必要となります。
分波器の平均価格は、800~3,300円ほどです。
分波器は単体でも購入できますが、分波器とケーブルが一体型になっているタイプがケーブルが抜ける心配がないのでお勧めです。
しかし、ケーブルの長さが調節できないので、その点注意して検討しましょう。
分配器は、アンテナの電波の量を分ける装置です。
BSアンテナから直にテレビを接続する場合では分配器は不要ですが、テレビが2台以上あるお宅では必要となります。
分配器の平均価格は2,000~10,000円ほどです。
衛星放送を複数テレビで使用する場合、全端子通電や全端子電流通過型と記載された分配器を選ぶと良いでしょう。
どの部屋のテレビでも、いつでも衛星放送を視聴することができます。
一方、1端子電流通過型では片方のテレビの電源が入っているときしか、衛星放送を視聴することができません。
3.BCチューナーの選び方
BSチューナーは、BSのチャンネルを選択する装置です。
最近では、たいていのテレビやレコーダーにチューナーは内蔵されています。
レコーダーやテレビのリモコンにBS・CSボタンがある場合では不要ですが、無い場合には別途BSチューナーを揃えなければなりません。
チューナーは、家電量販店はもちろん通販でも手軽に購入することができます。
チューナーの価格は、安いものでは5千円、高いものでは4万円ほどとピンキリです。
録画や無線機能など高性能になればなるほど高くなる傾向がありますが、ネットで売られているものは1万円前後が主流です。
容量が多いチューナーであれば、気になる番組を好きなだけ録画でき便利です。
尚、2018年12月1日からスタートした4K8K衛星放送を視聴するためには、4K8K衛星放送を受信できる外付けチューナーを設置する必要があります。
衛星放送(BS/CS)アンテナの寿命
BS/CSアンテナの寿命は約10年と言われていまが、地域によってその寿命の長さには変動があります。
アンテナの寿命は自然環境に左右されやすく、雨や風・雪などにさらされることによりアンテナや周囲にある部品が腐食を起こし劣化していきます。
そのたら、海沿いや豪雪地帯、台風の多い地域などではその影響が多く、寿命が短くなる傾向にあります。
特に海沿いや潮風の強い地域では錆が進み、場合によっては5年で交換しなくてはいけないということも珍しくありません。
地域に限らず、設置場所によっても寿命は変わってきます。
ベランダや軒下など雨風を多少防げる場所に比べ、屋根上は遮るものがなくアンテナはダメージを受けやすい状態になります。
設置してある場所を常にチェックすることは難しいですが、定期的にメンテナンスを入れることで20年以上使えるケースもあります。
衛星放送(BS/CS)アンテナに関するよくある質問
衛星放送(BS/CS)アンテナで4K・8Kは見れる?
BS/CSアンテナだけでは、4K・8K放送は視聴できません。
こちらでは、4K・8Kを視聴するために必要なものをご紹介します。
・4K・8K放送対応のBS/CSアンテナの設置が必要
・4K・8K対応のテレビ
・4K・8K放送に対応しているチューナー
・4K・8K放送対応同軸ケーブル
・4K・8K放送対応の分波器
分配器ですが、BSアンテナを直接テレビと接続している場合では不要です。
地デジと衛星放送の2種の電波が混ざっているケースで必要となります。
テレビには4K・8Kテレビと、4K・8K対応テレビの2種類ございます。
4K・8K対応のテレビにはチューナーが内蔵されていないため、別途4K・8Kチューナーを揃える必要があります。
地デジ対応の室内アンテナで衛星放送は見れる?
結論から申し上げますと、地デジ対応の室内アンテナでは衛星放送は視聴できません。
地デジとBS/CSの電波は異なります。
地デジ放送は、お近くの電波塔から発信される電波を、ご自宅に設置している地デジ対応アンテナで受信します。
一方、BS/CS放送は上空の衛星から発しされる電波を、ご自宅に設置しているBS/CS対応アンテナで受信します。
このように、地デジ放送とBS/CS放送は各専用の室内アンテナを設置する必要がございます。
衛星放送の受信料は?
BSアンテナを設置した場合、無料放送でしたら衛星放送の受信料はかかりません。
アンテナ本体価格に加え、工事費用のみで衛星放送を視聴することができます。
衛星放送の視聴方法として、スカパー!を介する方法もあります。
スカパー!に依頼する場合、BSアンテナ設置から視聴契約までまとめて依頼できますが、設置費用に加え月額料金が発生します。
その為、無料放送の範囲で視聴を楽しみたいという方には、ご自身で手配したアンテナ工事がお勧めです。
アンテナのことならみずほアンテナ
みずほアンテナでは、自社スタッフが工事にお伺いさせていただきます。
弊社では下請けや外注業者は一切契約しておりません。
担当地域の周辺の電波状況等も完全に把握しており、「ここに取り付けたい」「なるべく外観を損なわずに取り付けたい」など、できる限りお客様のご要望に沿ってアンテナを取り付けさせていただきます。
自社の熟練のスタッフだからこそ、安くて丁寧な工事を実現しています。
さらに、みずほアンテナでは無料の10年保証が付いておりますので、何か問題が発生した際にはすぐにご自宅に駆け付けます。
大切なマイホームの工事は業界トップシェアを誇るみずほアンテナにお任せください。
まとめ
今回は衛星放送を見る際に必要なものやアンテナの設置手順などをご紹介しました。
アンテナ設置の他にも必要なもの、ご自身には不要なものが何かなど皆様のご理解に繋がりましたら幸いです。
衛星放送を見たいけどイマイチ知識に自信がないという方は、ぜひみずほアンテナへご連絡くださいませ。
お客様の視聴チャンネルに合わせて、最適なご提案をさせて頂きます。
衛星放送は多彩な専門番組を楽しむことができます。
より充実したテレビライフを手にしてみてはいかがでしょうか。
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