ご自宅に使用していないBSアンテナを放置していませんか。
使わなくてもそのアンテナを放置していると、劣化による落下や錆などが自宅に移るなどの恐れがあります。
業者への問い合わせや予約、支払いなどが面倒で後回しにしていると後々多額の工事が必要になることも。
見た目だけでなくデメリットだらけな、”使用していないアンテナの放置”。
この記事では、BSアンテナを自分で撤去する方法や業者に頼む際のポイントを紹介します。
BSアンテナの取り外しが必要なケース
BSアンテナの取り外しが必要なケース
①アンテナが不要になった
②アンテナが壊れた・劣化した
③引っ越しをすることになった
以上のようなケースが考えられます。
まず1つ目。アンテナが不要になったケースですが、これは
スカパーなどの衛星放送を解約したり、ケーブルテレビや光回線などに切り替えるケースです。
BS放送やスカパーなどのCS放送を解約して、この先衛星放送を見ることはないといった方は取り外しを検討しましょう。
そして2つ目はアンテナが壊れた・劣化したケースです。
BSアンテナの寿命は10~15年ほどです。アンテナ本体や取り付け金具が錆びついていれば劣化しており交換のサインです。
また、BSやCSだけ映りが悪いといった症状も特徴ですので、当てはまる方はそろそろ交換の時期かもしれません。
そして3つ目。引っ越しです。
BSアンテナであれば、マンションやアパートなどの賃貸住宅でも所有している方は多いです。
アンテナ本体が故障していない場合、引っ越し先でも使用することができます。
賃貸住宅であれば原状復帰が原則なので、取り外し作業には注意が必要になります。
BSアンテナの取り外し・撤去手順
BSアンテナは知識と工具があれば比較的簡単に取り外すことができます。
しかし設置場所によっては危険が伴うこともあるので注意が必要です。
不要になったアンテナをそのまま放置すると事故や怪我につながることも。
以下で取り外しの手順を紹介します。
①アンテナを固定している金具を外す
BSアンテナは八木式アンテナなどに比べ、ベランダなどの柵に取り付けられていることが多いです。
その場合、六角ナットなどで留めてあることがほとんどですのでこれらを外しましょう。
小さな金属ですが、下にいる人に当たってしまったら大変です。落下しないように細心の注意を払いながら作業しましょう。
(ここでアンテナが外れそうなときは手で支えながら作業しましょう。)
②取り外した金具類を片付ける
先ほど取り外した不要な金具たちを片付けます。
一気に片付けようとすると落下などの危険性が高まるので、
不要なものはこまめに片付けるのがポイントです。
③同軸ケーブルを切断する
①の工程でアンテナ本体が外れることもありますが、
BSアンテナは台風などの自然災害で簡単には倒れないように同軸ケーブルで繋がっています。
切断する際は、アンテナが非常に不安定でぐらつくので手で支えながら作業しましょう。
④アンテナを取り外す
切断した後はアンテナを取り外します。
ベランダ柵の場合比較的簡単ですが、屋根上に設置していた場合は屋根馬の撤去も必要です。
屋根馬を固定している支持線を切断し屋根馬に取り付けられた支柱を外します。
ここでも注意したいのが取り外したアンテナや屋根馬、設置金具を下に落下させないことです。
⑤取り外したアンテナを処分する
BSアンテナは粗大ゴミか不燃ゴミに出すことができます。
粗大ごみの場合、自治体に回収依頼をし粗大ごみ券を購入して指定の日に指定の場所にアンテナを出します。
不燃ゴミで出せる場合は指定の曜日に出すだけで済みます。
お住いの自治体のルールに従って処分しましょう。
BSアンテナを撤去する際の注意点
BSアンテナは比較的に簡単な手順で取り外すことができます。
しかし、作業をする上でいくつの注意点が存在します。
BSアンテナの取り外し作業を行う上での注意点をここで2点紹介します。
悪天候の際は撤去を控える
雪や雨、強風の日は手元や足元が滑りやすいため、作業には向いていません。
晴れていても高所での作業は危険が伴うので、作業員は日ごろから滑りにくいゴム製の手袋や靴を用いて作業をしています。
外したアンテナや金具が吹き飛ばされたり、手元が滑って落下してしまったり、最悪の場合転倒して大けがをする恐れも。
BSアンテナの撤去作業は天気の良い日に行いましょう。
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電流に注意して作業を行う
アンテナに触れただけで感電する可能性はあまりありませんが、微弱な電流が流れているため注意しましょう。
また、同軸ケーブルにも微弱な電流が流れているため、作業の際はゴム製の軍手などの使用をお勧めします。
手元が滑りにくくなるといったメリットもあります。
BSアンテナの撤去は専門業者に依頼するのがおすすめ
上記で述べたように、自分で取り外すことができるBSアンテナですが危険を伴う作業になります。
一番怖いのは”怪我”です。
作業する本人はもちろん、下にいる通行人や家族にも危険があるのです。
簡単に取り外せそうと思っていても、初めてやると思わぬところでてこずってしまうものです。
BSアンテナの撤去を専門業者に依頼した方がいい理由
高所作業はリスクが伴うため、理想はアンテナの専門業者に依頼することです。
一般的なBSアンテナは2~3㎏ほどですが、古いタイプのものだとさらに重い場合もあります。
ほとんどのアンテナ専門業者は高所作業の訓練を受けており、安全に作業を行うことができます。
設置はもちろん撤去に関する専門知識も豊富です。
適切な手順や安全対策を講じながら作業を行うことができます。
さらに作業スピードも速く、引っ越し作業などで忙しい方にもおすすめです。
業者によっては24時間受け付けていたり、即日で駆け付けてくれることもあります。
さらに、トラブルの回避も期待できます。
賃貸住宅の場合原状復帰が原則なので、アンテナの撤去は慎重な作業が必要となります。
専門業者に依頼することで、アンテナや周辺の建物に損傷を与えるリスクを最小限に抑えることができます。
また、業者によっては作業後の保証やアフターサービスを提供している場合もあります。
万が一のトラブルや不具合が発生した際にも、専門業者に連絡することで迅速かつ適切な対応が期待できます。
BSアンテナ撤去の工事業者の選び方
アンテナを専門とする業者は数多く、優良な業者をそうでない業者を見分けるのが難しく時間もかかります。
そんな中から優良業者を見極めるには次のポイントを抑えておく必要があります。
工事実績を確認する
業者選びにおいて重視しなければならないのが作業実績です。
開業間もない業者では不安が残りますが、長年の実績や顧客の評判を調べることで、信頼性の高い業者を見つけることができます。
BSアンテナの撤去に必要な専門知識と技術を持っている業者を選びましょう。
口コミを見てみる
インターネット上で業者の参考情報や口コミを調べることも役立ちます。
実際に依頼された方の口コミは業者のホームページやGoogle口コミなどの口コミサイトに掲載されています。
顧客のレビューや評価を読むことで、業者の評判やサービス品質を判断する材料にすることができます。
スタッフの対応
撤去工事の場合、電話で問い合わせることをお勧めします。
スタッフの対応がいかに分かりやすいか、親切であるかは業者とコミュニケーションする上での判断材料になります。
また、工事スタッフの対応も重要です。依頼者や近隣にお住まいの方に対しての対応も見ておきましょう。
自宅を訪問したスタッフのやりとりからきちんと対応できているか確認しておくことが重要です。
保証とアフターサービス
業者が作業後の保証やアフターサービスを提供しているかを確認しましょう。
万が一の問題や修正が必要な場合、迅速な対応をしてもらえるかどうかが重要です。
業者側の不手際の場合無料で対応してくれるはずです。
BSアンテナの撤去にかかる費用相場
一般的なBSアンテナの撤去費用相場は、おおよそ5000円から2万円程度です。
費用の内訳には
・基本料金
・高所作業費
・撤去したアンテナの処分費用
・出張費
・駐車場利用費
・現場調査費用 などがかかることが予想されます。
ほかにも高所作業や危険が伴う位置の撤去作業になるとさらに金額が上がるケースもあります。
これらの要素を考慮し、具体的な作業内容や条件に基づいて業者に見積もりを依頼することで、より正確な費用を知ることができます。
より正確な金額を事前に知っておけば支払いの際も安心です。
BSアンテナの撤去を安く済ませる方法
BSアンテナの撤去を安く済ませる方法を紹介します。
まず行ってほしいのは、”複数の見積もりを比較する”こと。
複数の専門業者に見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較しましょう。
競争力のある価格を提示している業者を見つけることができるかもしれません。
またアンテナを撤去する際、アンテナ本体や関連部品を販売したりリサイクル業者に売却することで、一部の費用を回収することができるかもしれません。
リサイクル業者や廃品回収業者に相談してみましょう。
撤去作業において、追加の作業や部品の撤去が含まれる場合、これらの作業を最小限に抑えることで費用を節約できます。
作業内容を業者と事前に詳しく相談し、必要な作業だけを依頼するのも費用を抑えるポイントです。
どうしても自分ではできない追加作業が必要な場合は作業をお願いしましょう。
さらに、火災保険が適用される場合もあります。
保険を申請すれば後日取り外し作業にかかった費用が戻ってきます。
これらの方法を組み合わせることで、BSアンテナの撤去費用を削減することができるかもしれません。
まとめ
自分で撤去する最大のメリットは”コスト面”。
しかし、BSアンテナの撤去は以外にも危険が伴う作業であることが分かりました。
普段からDIYをしていて作業に慣れている方にはおすすめできますが、
慣れていない人には、アンテナ専門業者の利用をおすすめします。
安全且つできるだけお安く済ませるためにも、複数の業者に問い合わせてみると良いでしょう。
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