突然テレビの映りが悪くなったり、画面にノイズが走りよく見えなくなったりするなど、困ったことはありませんか?
テレビ映りが悪くなる原因には様々な事柄が考えられますが、もしかしたら問題はテレビそのものではなく、アンテナの方にあるかもしれません。
アンテナや周辺機器が故障している場合には、そのまま放置していても解決しません。
そこで今回は、テレビ映りが悪くなる原因とアンテナのチェック方法について詳しく解説します。
テレビアンテナの種類と仕組み
~八木式アンテナ~
八木式アンテナはいくつかある地上デジタル放送用の中の一種であり、仕組みが研究され始めたのは戦前の1920年代と歴史あるアンテナです。
現在は地デジ放送を見るためのUHFアンテナとして、以前はアナログ放送を見るためのVHFアンテナとして活用されました。
八木式アンテナは、戸建てに限らずアパートやマンションの集合住宅の共同アンテナとしても活躍しています。
屋根の上に立っているメージですが、電波状況によって外壁や破風、屋根裏にも設置されています。
屋根馬(4本足の土台)、マスト(支柱)、ステー(針金の支線)などの部品から成り立っています。
-UHFアンテナの関連記事-
~デザインアンテナ~
デザインアンテナは、2016年に登場した地上デジタル放送用のアンテナです。
デザイン性に優れ、更には豊富なカラーバリエーションが揃っていることから、ご自宅の外観を損なわずに設置ができると人気を集めている商品です。
別名フラットアンテナ、平面アンテナ、壁面アンテナとも呼ばれています。
スタイリッシュな見た目ばかりでなく、受信性能や耐久性も優れています。
付属の取付金具で壁面などに取り付け、近くの電波塔に受信面を向けて設置します。
デザインアンテナは壁面だけでなく、ベランダや屋根裏に設置することも可能です。
-デザインアンテナの関連記事-
?デザインアンテナの特徴は?メリットやデメリット、費用相場、失敗しないコツを紹介
~BS/CSアンテナ~
パラボラアンテナとは、丸いお椀型のアンテナのことで短い周波の電波を受信するアンテナです。
お椀型であることで多くの電波をキャッチすることができます。
お椀型の部分でキャッチした電波を反射させ中心部分についている金属部分に集中させることで、テレビを視聴するために十分なレベルの電波を受信しています。
雨風に強いメッシュタイプのモデルもあります。
-BS/CSアンテナ 関連記事-
?BSとCSの違いは?BS/CSアンテナの特徴とメリットやデメリット、費用相場を紹介
-それぞれのアンテナのメリット・デメリットについて-
テレビアンテナの寿命は?
一般的に、アンテナの寿命はおよそ10~20年といわれています。
購入してから10年を過ぎた場合には、一度メンテナンスを依頼するのがおすすめです。
屋外に設置している場合、アンテナがどれだけ劣化するかということは天候などの環境に大きく左右されます。
とりわけ塩分は金属をさびさせる性質があります。
そのため海沿いに住んでいる人は、こまめにアンテナの点検の必要があります。
アンテナに問題があるかどうかを見極めるポイントは、複数台テレビを所有している場合すべてのテレビが映らないのか?一台だけ映らないのか?ということです。
もしもすべてのテレビに不具合が起きている場合、原因はアンテナやその周辺機器の可能性が高いと考えられます。
地デジアンテナの寿命のサインは?
地デジアンテナには、八木式アンテナ・デザインアンテナ・室内アンテナと3種類あります。
3種類のアンテナに共通して現れる寿命のサインは以下のような症状です。
【視聴上での不具合】
・地デジ番組の映りが悪い
・地デジのチャンネルが映らない
地デジ番組の映りが悪い時やチャンネルが映らない場合かつ宅内にテレビが2台以上のある場合は、他のテレビでも同じ症状や似た症状が出ているか確認しましょう。
他のテレビで映像がきちんと映れば、アンテナ以外の問題が考えられます。
【見た目】
・部品のほとんどに大量の錆が付いている
・塗装がはがれている
・屋根馬や支柱(マスト)がぐらついている
魚の骨のような形が特徴の八木式アンテナアンテナにおいては、以下項目も確認しておきましょう。
・素子(細い骨のような部分)の内部が露出している
・素子が破損している
・支線が切れている
・支線がたるんでいる
・ステーアンカー(支線を取り付けるための釘付)が取れている
上記項目の内、当てはまるものがあれば寿命を迎えている可能性が高くなります。
一方これらの項目が当てはまる場合でも、問題なく視聴できるケースもあります。
しかし、安全のことや画質のことを踏まえると、一度メンテナンスをされることをお勧めします。
BS・CSアンテナの寿命のサインは?
BS・CSアンテナには、BS番組専用の「BS・110°アンテナ」・CS放送視聴専用の「スカパーアンテナ」などがあり、これらは通称「パラボラアンテナ」と呼ばれています。
地デジアンテナ同様、「BS番組やCS番組の映りが悪い」といった視聴上の不具合により寿命であると分かるケースがほとんどです。
他にも以下のような寿命のサインで判断することもできます。
・裏面の取付金具が錆びてきている
・お皿のような表面部分の塗装がはがれてきている
・支柱や取付金具がグラグラする
上記項目のうち当てはまるものがあれば、新しいアンテナへの交換をお勧めします。
一点注意すべきこととして、屋根上や外壁など高所にアンテナを設置している場合、アンテナの点検は一般の方には大変危険な行為となります。
最悪、死亡事故につながることもありますので、そのような場合には定期的に業者に点検を依頼することが大切です。
これって故障?アンテナの故障でよくあるケース
故障でよくあるケース①:アンテナ本体の故障
【原因】
アンテナ本体の故障原因のほとんどは、被雷によるものがほとんどです。
鳥がとまったりしてアンテナの素子が1~2本折れるケースもありますが、これにより急にテレビが見えなくなることはほとんどありません。
【診断方法】
アンテナの受信レベル(電界強度)を確認すれば一目瞭然です。
信号が出力されなければアンテナ本体の故障と考え、アンテナ交換が必要になります。
被雷によるケースの場合、火災保険が適用されることもありますので、専門業者に確認も含め依頼するようにしましょう。
故障でよくあるケース②:アンテナ本体の傾倒・脱落
【原因】
アンテナの傾倒や脱落の原因は、台風などで大風が吹いた・大雪による積雪の重みなどが考えられます。
【診断方法】
台風や大雪などに見舞われテレビが映らなくなった際には、目視でアンテナの状況を確認しましょう。
万が一アンテナが倒れいれば、専門業者に対応をお願いしましょう。
アンテナが倒れていても、アンテナ本体に破損が見られない場合は元通り立て直し方向調整行うだけで済むケースもあります。
しかし、傾倒により素子折れていたり、アンテナ本体や支柱に変形が見られる場合には交換が必要になります。
故障でよくあるケース③:アンテナ向きのズレ
【原因】
台風や大雪など自然災害があると、アンテナの向きが変わってしまうことはよくあります。
【診断方法】
地デジアンテナの調べ方として、ご近所のアンテナの向きと比較しどの方向を向いているのかを確認しましょう。
近くに超高層ビルや強い電波を発する施設がない場合には、近隣エリアのアンテナのほとんどは同じ方向を向いています。
周辺のアンテナの向きを確認する場合、必ず八木式アンテナの向きを参考にするようにしましょう。
また、BS放送と110度CS放送の場合は南西方向を向いています。
BS/CSアンテナの場合は、ほんの少し方向が変わっただけでもノイズが入ったり映らなくなったりします。
故障でよくあるケース④:分配器の故障
【原因】
分配器が軒先に付いている場合、錆などが原因となり接触不良を起こします。
これらは屋内用の分配器を屋外に置いて使った場合に多く発生します。
特に、設置場所が風雨にさらされる場所であった場合には錆びやすくなります。
【診断方法】
分配器に錆など劣化が見られた場合には注意が必要です。
他の機器と繋ぐケーブルでショートを起こしてしまう危険性があります。
分配器に不具合が発生している場合、交換が必要になります。
故障でよくあるケース⑤:ケーブルの不良
【原因】
ケーブルの不具合は、ケーブル接続部分の接触不良がほとんどです。
余程老朽化したケーブルでなければ、同軸ケーブル自体の断線はまれです。
【診断方法】
これらの診断方法は、テスターや電界強度計など測定器で簡単に判断できます。
配線はご自分で修理することは避け、専門業者に依頼して交換や修理をお願いするようにしましょう。
下手に対応した場合、ケーブルが損傷してしまうケースもあります。
ケーブル同士の接続部は、中継コネクターで断線していることがよくあります。
故障でよくあるケース⑥:ブースターの故障
【原因】
ブースターの故障原因は以下のようなことが考えられます。
①寿命:ブースターの寿命はおよそ10年と言われています
②電波:強い電波環境で取り付けられている場合、ブースターが異常をきたすことがあります
③異常発振:ブースターとアンテナの距離が近いことにより起こります
ブースターが過剰に作動し、増幅した電波が必要な電波を妨害することがあります
【診断方法】
アンテナからの正常な信号を入力し出力されなければブースターの故障であると考えられます。
セパレートタイプのブースターの場合、電源部から出力されるDC電源電圧(通常DC15V)を確認します。
テレビアンテナが原因で起こる不具合とは
テレビアンテナが原因で起こる不具合は様々です。
もっとも多い原因としてあげられるのが、アンテナのズレです。
通常であれば金具やワイヤーでしっかりと固定されているアンテナが、台風による強風や冬の積雪などの重みでズレてしまうことがあります。
アンテナの向きがズレてしまうとテレビ映りが悪くなる可能性が高くなるため注意が必要です。
映像の乱れ
映像に乱れが生じる、映らないというトラブルにはいくつかの原因が考えられます。
映像がモザイクのように乱れたり、横線などが入ったりするといった状態のほとんどがアンテナからテレビに届く電波の受信レベルが低いことで発生します。
その場合はまず、テレビの設定画面からアンテナレベルを確認しましょう。
全チャンネルを見ても全体的に画像が乱れる場合は、電波状態が悪い、またはアンテナ本体やケーブル、機器などにトラブルが起きており、アンテナからテレビまで届く過程で電波が弱まっている可能性があります。
また、特定のチャンネルのみであれば、コードなどの接触不良の可能性があります。
アンテナと接続するプラグのゆるみなど、接触を確認しましょう。
音声の乱れ
テレビの音割れはテレビの不具合だけでなく、アンテナが原因で発生することもあります。
台風などの強い悪天候が原因でアンテナの向きがズレると音声に乱れが生じることがあります。
アンテナの方向調整は自分で対処することは難しいため、アンテナ業者に依頼すると良いでしょう。
また、テレビ周辺には様々な機器が接続されています。
これらを繋いでいる配線の接続不良や断線が起きていると異音の原因になることもあるのです。
テレビ周りの配線が正しい箇所にしっかりと差し込まれているか確認しましょう。
テレビが映らない
「E201」「E202」「E203」などのエラーコードが表示され、チャンネルが全く映らなくなってしまうといったケースもあります。
エラーコード”E201”は、アンテナは電波を受信しているものの、受信レベルが低いためテレビ放送を表示できない状態を指します。
原因はアンテナの向きがズレるなどのトラブルで受信レベルが下がっていたり、悪天候の影響で一時的に電波状態が悪くなっていたりすることが考えられます。
天候の回復により、映りが回復することもありますがエラーコードが解消されない場合はアンテナの修理が必要になる場合もあります。
-テレビが映らないときに関する記事-
?テレビが映らないときはアンテナが原因?対処法やエラーコードを解説
?BSが映らないが地デジは映る!そんな時の原因と対処法 業者の選び方も紹介
ブースターの動作確認をしよう
アンテナやテレビに問題がなければ、ブースターなどのアンテナ周辺機器に問題があるのかもしれません。
もしも自分でチェックできる場合には、ブースターが正常に起動しているかどうかを確認しましょう。
自分でできない場合には、業者に依頼するのがおすすめです。
-ブースターの関連記事-
ブースターの寿命
自宅にブースターは取り付けられていますか。
テレビブースターの寿命は、およそ10年といわれています。
寿命を超えた古いブースターを使用し続けているとアンテナやテレビ問題がなくても映像に乱れなどが発生することがあります。
ブースターを交換するだけですっかり調子が戻ることもあるのです。
ブースターのみ交換となればアンテナやテレビの修理が不要となり、修理費も比較的安価に抑えることができます。
もし自宅にあるブースターが設置してから10年以上経過している場合は、交換も視野に入れておくとよいでしょう。
電波が強く正常に作動していない
これまでアンテナの不具合やテレビの不具合、ブースターの故障などによるアンテナレベルの低下が原因と紹介してきましたが、アンテナレベルが強すぎる場合も映りが悪くなる、または映らなくなってしまうことがあります。
ブースターは本来、電波が弱いときに増幅させるための機器です。
そのため、電波が十分な場合は取り付ける必要はありません。
電波が強いのにもかかわらず取り付けられている場合は、ブースターが異常をきたしテレビが映らなくなってしまうことがあります。
設置したばかりなのにテレビが映らないといった場合は、電波状況を調査してもらうと良いでしょう。テレビブースターが必要ない環境かもしれません。
電波の異常発振
さらにテレビ映りが悪くなる原因のひとつとして、電波の異常発振が挙げられます。
異常発振とは、ブースターが過剰に作動してしまい電波を増幅させることで、その電波が必要な電波を妨害してしまうといったケースです。
この症状は、出力用のケーブルや入力用のケーブルを整理整頓のため束ねてまとめておいたり、テレビブースターとアンテナの距離が近かすぎたりすると起こることがあります。
この問題を解消するには専門的な知識を要するため、素人には修理することが難しいでしょう。
そのため、業者に依頼することをお勧めします。
アンテナやブースターの寿命を長持ちさせるポイント
アンテナやブースターの寿命は一般的には10年といわれていますが、設置している環境によってそれ以上の期間使用できることもあれば、もっと早くに寿命が尽きてしまうこともあります。
10年というのはあくまでも目安であり、実際は設置している環境によって異なると考えた方が良いでしょう。
なかには20年以上前に取り付けたアンテナを使っている方もいるほどです。
アンテナやブースターの主な劣化・故障原因は天候によるものです。
アンテナは屋外に設置されることが多いため天候の影響をダイレクトに受けてしまいます。
とくに海岸に近い地域にお住いの方は潮風がアンテナ・ブースター本体、周辺金具の錆びを早く進行させてしまうのです。
積雪の多い地域では雪が積もりアンテナのズレや倒壊につながる恐れも。
これらの影響を最小限にするためには室内に設置するのが一番です。
しかし電波の関係で屋外にしか設置できない場合には、ベランダや軒下に収まる箇所など、設置個所を工夫することで天候による故障や劣化を最小限に抑えることが期待できます。
要注意が必要な地域と対策
テレビアンテナの寿命は、住んでいる地域によって大きく変わります。
こちらでは、注意が必要な地域の特徴と注意が必要な理由とその対策についてご紹介します。
【注意が必要な地域の特徴】
・台風が多い地域
・交通量が多い地域
・海に近い地域
・雪の多い地域
【注意が必要な理由】
アンテナにとって水分や塩分は大敵です。
古いタイプのアンテナは銅線やアルミを使っているものがありますが、水分や塩分により錆びやすいうえ異種金属の接触部分は腐敗しやすくなります。
そのため、銅線やアルミでできたアンテナは劣化が早まり寿命が縮む傾向にあります。
また防風、塩害、排気ガスの影響、積雪による負荷によっても劣化は進みます。
【対策】
・台風や塩害が多い地域では、防水や防錆加工が必須です。
・雪の多い地域や台風が多い地域では、風の影響や積雪による重みでアンテナが転倒する恐れもありますので、屋内に設置することも有効です。
要注意が必要な設置場所と対策
テレビアンテナの寿命は、設置する場所によっても大きく変わります。
こちらでは注意が必要な設置場所の特徴と注意が必要な理由、その対策についてご紹介します。
【注意が必要な設置場所の特徴】
・屋根の上
・ベランダの柵部分
・軒下の壁面
【注意が必要な理由】
アンテナは雨や風はもちろん、排気ガスや日光の影響も受けます。
影響を受けやすい位置に設置することで、アンテナの劣化は速まると言っても過言ではありません。
従って、それらの影響を受けやすい位置=アンテナの寿命が短い順は以下の通りとなります。
①屋根の上>②ベランダの柵部分>③軒下の壁面>④屋根裏や部屋の中
【対策】
なるべく雨や風、排気ガスや日光の影響が受けにくい場所に設置します。
同じ屋外であっても屋根上と軒下の壁面では影響の具合が異なります。
軒下があることで雨風や日光の影響を多少であっても抑えてくれます。
アンテナ周辺機器の品質にも注意
アンテナの寿命には、使用するアンテナ周辺機器の品質も関わってきます。
錆が広がったり、ケーブルの接続部分から浸水したりすることでアンテナの劣化は進んでしまいます。
しかし、これらの原因は品質のよい周辺機器を選ぶことで、リスクを軽減することもできます。
こちらでは高品質と言える機器の特徴について詳しくご紹介していきます。
【品質と言える機器の特徴】
・配線周りなど防水加工が施されている
・ビスが鉄製ではなく、ステンレス製のものを使用している
・端子部分に金メッキが使用されている
・端子とケーブルをつなぐ部分のシールドが多重構造になっている
・標準として防錆処理が施されている
周辺機器の品質に気をつけることで、アンテナの寿命を延ばすこともできますので、周辺機器の品質にも気を配るようにしましょう。
アンテナを買い替えるタイミングは?
複数のチャンネルで映るか
普段見ているチャンネルの中で、
”どれか1つのチャンネルだけ映らないのか”
”全てのチャンネルで映らないのか”
を確認しましょう。
「テレビを買い替えた」「設定をリセットした」「引っ越しをして住む地域が変わった」
といった場合には、チャンネル設定をしないと正常に映らないケースがあります。
また「複数のチャンネルで映るが、あるチャンネルだけ映りが悪い」
といったケースはアンテナの方向調整やケーブル、周辺機器の修理で受信レベルが復活することがあります。
しかし、ほとんどのチャンネルでブロックノイズが起きたり周辺環境を見直したりしても改善されない場合は、アンテナ本体の交換を視野に入れると良いでしょう。
傾いていないか
屋根上などの高い位置に設置されることが多い八木式アンテナ(UHFアンテナ)は、台風といった強い雨風による影響を強く受けてしまいます。
強風が吹いた日や台風が過ぎ去った後にテレビの映りが悪くなり、屋根上を見上げてみるとアンテナが傾いているといったケースも少なくありません。
そうした場合はアンテナを支えている屋根馬などの劣化も考えられます。
今ではデザインアンテナといった耐風性に優れたアンテナもあるので、悪天候の際も安心してテレビ視聴するためにも買い替えを検討すると良いでしょう。
破損していないか
台風や落雷、大雪による屋根への積雪などで、アンテナ本体が破損してしまうこともあります。
破損がみられた場合はテレビが映らなくなるだけではなく、屋根からアンテナが落下する場合もあり大変危険です。
また、自分で直そうと屋根上に登った際に転落してしまうといった事故につながることがあります。
アンテナの破損が見られるときには、アンテナ専門業者に確認をお願いしましょう。
アンテナ本体の破損や周辺金具の劣化は、修理不可能なケースもあるのでアンテナ交換を視野に入れておきましょう。
壊れてしまったアンテナの撤去や処分だけでなく、アンテナ取り付け工事まで頼めるので専門業者に依頼するのが安心です。
また自然災害によるアンテナの故障は、火災保険を利用できるケースがあります。
-関連記事ー
?テレビの画面が乱れる!ブロックノイズはどう対応すればいいの?
アンテナ・ブースターの修理交換の費用相場
主にほとんどのアンテナ業者でアンテナやテレビブースターの修理・交換費用に、作業費、材料費、出張費などが含まれています。
費用の相場は、以下の表のとおりです。
工事内容 | 費用相場 |
八木式アンテナ(UHFアンテナ)設置 | 10,000円~30,000円(税抜) |
デザインアンテナ設置 | 20,000円~45,000円(税抜) |
BS/CSアンテナ設置 | 10,000円~30,000円(税抜) |
4K8Kアンテナ設置 | 20,000円~40,000円(税抜) |
地デジとBS/CSアンテナ設置 | 50,000円(税抜)~ |
地デジと4K8K対応BS/CSアンテナ設置 | 70,000円(税抜)~ |
アンテナ撤去・処分 | 5,000円~10,000円(税抜) |
アンテナの角度調整 | 50,000円~10,000円(税抜) |
ブースター設置・交換 | 5,000円~15,000円(税抜) |
分配工事 |
5,000円~20,000円(税抜) |
失敗しないブースターの選び方とは?
ブースターを選ぶ際に注意すべき主なポイント3つを紹介します。
注意すべきポイント1⃣
ブースターには地デジ専用のものとBS/CSにも対応するものと種類があります。
種類によってブースターの価格が変わります。
BS/CSアンテナは設置しておらず、今後も設置の予定がない方には地デジ専用のブースターをお勧めします。
BS/CSアンテナを設置する、もしくは今後BSアンテナの設置を検討されている方にはBS/CS対応のブースターをお勧めします。
注意すべきポイント2⃣
屋外用か室内用か分かれており、ブースターを必要とする原因を見極めて適切な種類を選びましょう。
注意すべきポイント3⃣
ブースターが増幅する電波のレベルを調整できるものだと便利です。
電波が増幅しすぎてテレビ映りが悪くなることもあるため、利得の切替えや入力レベルの範囲を調整できると適切なレベルに合わせることができます。
他に注意すべき点は以下の関連記事で紹介しています。
おすすめのブースターランキング
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DXアンテナ製 CS/BS-IF・UHFブースター(33dB/43dB共用形)デュアルブースター
型番 GCU433D1S
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Wi-Fiや携帯電話など電波の影響を受けにくく与えにくい、高シールド構造の製品です。(引用元:DXアンテナ公式HP)
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BS/CS:28/35dB
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雑音指数
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CS/BS-IF:7.0dB以下
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型番 UB45SS
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利得を切換えても、雑音指数(NF1.5dB)が劣化しません。
UHF給電スイッチ付き、電源部、異常お知らせ機能付き。
設置時の不具合の確認が容易。
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設置場所 室内、屋外
雑音指数
UHF:1.5dB以下
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型番 WEU43A
おすすめポイント
強電界から弱電界まで受信環境で迷ってもこの1台で安心。
33dB形と43dB形をスイッチ一つで切り替えられる、UHFを増幅するデュアルブースターです。(引用元:DXアンテナ公式HP)
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UHF:43dB(33dB)
参考価格 6,250円(amazon)
設置場所 屋外用
雑音指数
UHF:1.5dB以下
アンテナ・ブースターの修理や交換で失敗を防ぐ方法
見積りをもらう
アンテナやブースターの修理や交換をアンテナ業者に依頼する際に必ず行ってほしいことがあります。
それは、”数社で見積もりを出してもらうこと”です。
最低でも2~3社にて見積もりを取ると良いでしょう。
いくつかの業者で見積もりを出してもらうことによって工事費用を抑えることができます。
また、見積もりを出してもらう際のスタッフの対応の仕方が業者の良し悪しを見極める判断材料にもなります。
「アンテナ修理はどの業者にいくらでやってもらえるのかわからない!」といった方も少なくないです。
インターネットにはアンテナ業者が存在しますが、なかには見積もりや工事内容を曖昧にし、工事後に多額の請求をしてくる業者も残念ながら存在します。
そのような業者を選ばないようにするためにも、数社で見積もりを依頼し安心・信頼できる業者選びをしましょう。
業者選びのポイント
修理や交換の工事を希望されている方は、テレビの不具合を一刻も早く解決したい方が多いでしょう。
そんな時は、年中無休で工事を行っている業者を探しましょう。
大手家電量販店でも工事ができることがありますが、アンテナ工事の依頼があってから下請け業者のスケジュール調整を行うため、問い合わせから申込、そして施工までにどうしても時間がかかってしまうのが特徴です。
一方、アンテナを専門に扱う業者は自社の予約スケジュールなど管理体制が整っており、問い合わせから実際の工事までスムーズに行うことが出来ます。
お住いの地域の電気屋さんはテレビや冷蔵庫など注文が入りやすい生活家電に比べて、依頼が入りにくいアンテナ関連の在庫を抱えておらず、依頼が入ってから部品を発注するようなお店があるので同様に時間がかかることが考えられます。
また、大手のアンテナ専門業者は保証制度が充実している点も魅力です。
3年~10年と無料保証年数に幅があるので、保証内容などを業者別に確認すると良いでしょう。
アンテナ・ブースターの修理・点検・交換ならみずほアンテナ
みずほアンテナはアンテナの新規設置だけでなく修理や交換などの工事も得意としております。
アンテナの寿命を知っておこう!
また、年中無休で工事を承っておりますので突然の視聴トラブルにもすぐに駆け付けることができ安心してご利用いただけます。
弊社でおこなった工事以外の修理・交換工事も可能ですのでご気軽にご相談ください。
実際に弊社で行った修理工事事例を紹介いたします。
ー福岡県宮若市S様邸ー
工事員Y「平屋に住むお客様からの修理のご依頼でした。」
お問い合わせ3日前からエラーコードE202が表示され、すべてのチャンネルが映らないというお客様です。
築3年と比較的新しいご自宅とお聞きしていたので、アンテナ本体には問題がないかなと思いました。
工事当日、屋根上のアンテナを見るとアンテナ本体や周りの金具、接続状態には全く問題は見受けられませんでした。
しかし、ブースターを拝見させていただくと、電源が入っておらず正常に作動していないようでした。
再度電源を入れても作動しなかったため、ブースターの交換を行い電波が普及しました。
テレビやアンテナの買い替えも覚悟されていたようで、ブースターのみの交換となり安心されているようでした。
交換前➡交換後
ー福岡県大野城市H様邸ー
工事員K「アンテナでの視聴をお止めになったお客様からのご依頼です。」
使わなくなったアンテナを屋根上に放置していたそうですが、劣化や強風の影響でアンテナが倒れてしまったそうです。
実際に屋根上には倒れたアンテナがありました。
使わなくなった古いアンテナを放っておくと落下などの危険性もありますし、アンテナの錆が屋根に移ってしまうこともあるので早めにご依頼頂けて良かったです。
撤去前➡撤去後
ー千葉県船橋市Y様邸ー
工事員T「時々エラーコードE202や0020と表示されてしまい、テレビが映らなくなってしまうとお悩みのお客様でした。」
お客様ご自身でチャンネルスキャンを行ったり設定を見直したりしても改善されず、弊社にご依頼いただきました。
ご自宅のテレビ2台とも同時にそのような症状がみられるとのことでした。
15年ほど前に取り付けられたUHFアンテナが屋根上に立っておりましたが、アンテナ本体や取り付け金具に劣化がみられたので交換を提案させていただきました。
今回はUHFアンテナの交換に加え、新たに4K8K対応のBS/CSアンテナのお取り付けも行わせていただきました。
設置個所は破風板です。
以前の屋根上設置と比べてコンパクトな仕上がりとなり、大変満足していただけました。
交換前➡交換後
アンテナの寿命を知っておこう!
アンテナの寿命が来ているかどうかを見極めるポイントは、本体や周辺機器にどれくらい錆が進行しているかです。
現状では問題ないように思えても、錆びてしまっているということはそれだけ強度が弱くなっているのです。
もしもアンテナの寿命が尽きてしまっているか、あるいはアンテナに何か問題があって受信状態が悪くなっていると考えられる場合には、自分で修理をしようとせずに専門業者へ依頼するようにしましょう。
多くの業者ではアンテナの診断とメンテナンスを行っています。
信頼できる業者であれば、診断後に最適な提案をしてくれます。
やたら新品へ交換するように勧める業者ではなく、既存部品をできるだけ活かしながらアンテナを直してくれる良い業者を選びましょう。
ー関連記事ー